院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

小学校での英語必修化

2007-11-24 14:35:06 | Weblog
 小学生に英語を必修にするかどうかで論争がある。

 賛成意見は、小さいころから英語に親しませると、上達するというものである。

 反対意見は、母国語もおぼつかないうちに外国語をやらせるのはどうか、という意見である。

 ただ、この論争には決定的な視点が欠けている。それは、私がこの欄で述べた「7%の法則」(2007/6/7)をいずれも無視している点である。

 小さいころから英語を始めると、それでバイリンガルになれるほどの子供は、まあ7%である。

 あとの93%には大して役に立たないだろう。それどころか、日本語と外国語がごっちゃになって、わけがわからなくなる子供も7%くらい出てくるだろう。

 現に来日した日系ブラジル人の子供に、そういう現象が目だってきて問題になっている。

 だから、私は小学生の英語必修化に反対である。7%の子供はすごく伸びるだろうが、残りの93%にとっては有害無益と考えるからである。まずは母国語をしっかり習得すべきである。

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