(踏み絵。ウィキペディア「踏み絵」より引用。)
俳句とは関係がなさそうに見えますが「踏絵」は春の季語です。毎年、正月4日から長崎奉行所などが人々に踏み絵を踏ませるのが恒例だったからです。
私は踏み絵を踏めないとキリシタンとみなされ、拷問を受けたり処刑されたりするものだとばかり思っていましたが、じつはそうでもないようです。
つまり、たとえキリシタンであっても彼らを放免するために、踏み絵を踏みさえすれば目こぼしをする目的でも絵踏みは行われていたらしいのです。史実の意味にはつねに二面性があるので注意しなくてはなりませんね。
※今日、気にとまった短歌
赤い顔淡し産衣の生まれ子に未来があると強くは言はず (京都府)松岡九十九