(カワヅザクラ並木。毎日新聞web版より引用。)
桜の一種カワヅザクラは早咲きで、ソモイヨシノよりも長く持ちます。それが現代にマッチしているもかもしれませんね。
3年ほど前から、カワヅザクラが注目されています。ソメイヨシノのさっと咲いてすぐ散るのが現代社会に即さなくなっているのでしょうか。
私はカワヅザクラで町起こしをしようそしている町に行きました。テキ屋はおらず、町の人たちだけでぜんざいやお団子のテントを作って私をもてなしてくれました。
この「運動」はいつまでもつのでしょうか?個人的には長続きしてほしいと思いますが、「流行りものはすたりもの」と言いますからね。
ソメイヨシノの花見に外国人が来るようになってから、江戸期以前のヤマザクラが再認識されています。ソメイヨシノは江戸時代だったか、巣鴨の染井の植木屋が開発した品種で、それ以前に俳句や和歌に詠まれた桜とは別品種です。
ソメイヨシノはなくなるでしょうか?そしてカワヅザクラやヤマザクラが天下を取るでしょうか。(ソメイヨシノは寿命が30年と短く、代々接ぎ木でメンテしなくてはなりません。)
「流行も長続きすると風俗になる」ということばもありますから、今後どの桜が「風俗」になるのか目が離せませんね。
※今日、気にとまった短歌
水鳥に餌を撒きいるひと見れば医療事故にて廃業せし友 (鳥取県)石飛誠一