(バルト三国周辺。ウィキペディアより引用。)
情報化社会というが情報が多いのではない、繰り返しが多いのだとは例によって山本夏彦翁の言葉である。
夏彦翁はこうも言っている。マスコミに報じられない事実は、ないのと同じである。
スペインのカタルーニャの独立運動やクルド人の国民投票など、われわれと直接関係がない事実さえ報道されている。なのに、なぜかどこのマスコミも報道していない重要な事実がある。
それはバルト三国がロシア軍の蹂躙を受けそうだということだ。バルト三国は歴史上、他国からさまざまな侵略を受けてきた。ソ連の崩壊によって、これらの国々はようやく本式の独立を果たし、わが身を守るためNATOやEUにも加盟した。
その周囲でいまロシア軍がうろちょろしているらしい。市井の私人たる私さえ知っているのに、大マスコミはなぜ一言も発しないのだろうか?
ロシアは上の地図の焦げ茶色の部分に飛び地をもっている。この飛び地は海に面しており軍事的にも重要な土地である。しかしながら、ロシアが飛び地に行こうとするとポーランドかラトビア、リトアニアを通らなくてはならない。
ポーランドは侵攻するわけにはいかないから、ロシアは再びむかしのようにバルト三国を併合したいのだ。もし軍事衝突が起これば、さすがに報道されるだろう。だが、その前から報道するのがマスコミの存在価値だと思うのだが、どうか?
※私の俳句(秋)
このあたり庭々に柿美食町