院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「ねばねば」という料理

2015-10-08 04:58:37 | 食べ物

納豆屋さんのHPより引用。)

 日本中にあるのかもしれないが、当地には「ねばねば」という料理がある。納豆、オクラ、メカブ(若布の根でねばりが強い)、ヤマトイモ(山芋同様ねばりがある)などねばり気のあるものをいっぺんに混ぜて、そこにマグロの刺身とウズラ玉子を入れて食するのである。

 とにかく、「ねばり」が売りの料理だ。西洋人はこれを食べられない。西洋人は糸を引くような「ねばり」が苦手だからだ。

 西洋人が納豆を嫌うのは、実は匂いではなく「ねばり」なのだそうだ。最近、ある会社が納豆を輸出しようと、「ねばり」の出ない納豆菌を分離したと聞いた。


※今日、気にとまった短歌

  久々に尋ね来し友車より降りて杖つく姿におどろく (宇佐市)是永信子

日本語はどんな学問でもできる言語

2015-10-07 05:05:27 | 学術

(ガーナの子どもたちに囲まれる大村さん。東京新聞WEBより引用。)

 明治時代、西周はあらゆる哲学用語を日本語に訳した。これは大いなる貢献である。

 現在、日本は翻訳天国で、世界一翻訳書の多い国だそうだ。私の医学生時代の教科書も全部日本語で書かれていた。日本語の教科書がないからやむなく英語ドイツ語の教科書ということがなかった。

 このことは、あらゆる学問分野に言えるらしく、どんな学問でも日本語だけでできてしまう。そのような言語は英語以外にはないらしい。

 「おしん」の時代に、例えば岡潔、伊藤清、小平邦彦はすでに最先端の数学を勉強していた。当時、欧米以外でそのような国があっただろうか?

 そうした土壌の上にわが国のノーベル賞級の研究があるのだ。


※今日、気にとまった短歌

  紙に顔突っこみバーガー食べる娘よ弁当箱の蓋立て父 (銚子市)塚本博一

ラグビーのほうがサッカーより面白い

2015-10-06 08:20:51 | スポーツ

(対サモア戦。サントリーのHPより引用。)

 このたびのラグビーWカップを見て、サッカーより面白いと思ったかたが多いのではなかろうか?

 サッカーのJリーグが鳴り物入りでできて20年以上たつが、人気がこんなに続くとは思わなかった。なんと言ってもサッカーは点が入らないから、見ているのに忍耐がいる。2013-05-28 の記事でもサッカーはつまらんと書いた。

 ラグビーは大量に得点が入るし、肉弾が激突してまさに男のスポーツだと思わせてくれる。スポーツ嫌いの私がラグビーの肩をもつのは、中学時代にラグビーボールを使った、母校特有の球技が面白かったためかもしれない。


※今日の俳句

  君だけを目が追ふラグビー観戦ぞ 直子

老婆と幼な子

2015-10-05 01:32:32 | 心理

(楽しい夕食。中野区社会福祉協議会のHPより引用。)

 私の母(87歳)はグループホームにいる。昨日、息子(38歳)が私の母(つまり息子にとっての祖母)を訪ねた。私の孫(4歳男児)を連れて行った。母にとってはひ孫である。

 母が喜んだのはもちろんだが、ほかのお婆さんたちに4歳の子は大人気だったそうだ。幼な子を愛する気持ちは、基本的な感情のようである。


※私の俳句

  サルビアが続く海岸通りかな

クボタの重機のすごさ

2015-10-03 11:27:58 | 技術

(クボタの重機。SANKYOGROUP のHPより引用。)

 土木機械のクボタによる重機は、すべてのマシンが世界中のどこにあるのか把握されているらしい。私にはいまのところなんの役に立つのか分からないが、なにかの役に立つのだろう。

 他方、クボタは遠隔地からドローンを飛ばして地形を分析し、その場所でリモートで正確に重機を動かし、思い通りの土木工事ができるらしい。熟練したオペレータはもはや必要ないという。

 こうして人間はどんどん職を奪われていくのだ。


※今日、気にとまった短歌

  時間通り行くと待たされ遅れるとさらに待たされ病院時間 (名古屋市)伊藤昌之

IoTを用いたビジネスモデル

2015-10-02 12:55:44 | 技術

ブリヂストンタイヤのHPより引用。)

 IoTとはモノがインターネットで結ばれることらしい。これは、モノの生産に革命をもたらすと考えられている。

 タイヤを例にとるなら、製造して売って、摩耗したらまた製品を売る、というのが従来の姿だ。

 ところがIoTでは製品にセンサーが付けられ、空気圧が低いとそれを知らせて空気圧を是正させ、摩耗を防ぐ。こうすると製品が長持ちして売れなくなるが、じつは長持ちさせることで利用料を取るというビジネスモデルだ。

 昔の貸本屋のビジネスモデルと考えたらよいだろうか?貸本屋は返された本のメンテに労力を割いていた。


※今日、気にとまった短歌

  自転車を夏の高さにたてかけてソーダ飲みおり海風の中 (桑名市)佐藤浩子