えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

いとしの図書館

2009年01月30日 | 雑記
(雑記・50回目に寄せて)

今日、ひとつお別れをしました。

だんだんと、間近に、大学との別れが近づいています。

授業と言う形ではもうさよならが済んで、
友人とはまだまだ、先があって、
次の行き先からは日ごとにメールが来て、
どんどんわたしはここから離れてゆくのだな、と思います。

大学2年の時から、図書館で配架のアルバイトを続けていました。
図書館の元に返ってきた本を、書架に返してあげるアルバイトです。
本にたくさん触れられて、わたしの背からは見えない上の書棚や
しゃがまないと見えない下の書棚に、いろんな本があることがわかって、
そういうことのいちいちが、ひどくすきなのでした。

本が好き。

それだけではじめたものだったのに、
あらためて、お礼を言われて、手を握って挨拶されて、
面と向かって惜別。
本とだけの別れだと思っていたのですが、
思っていたよりもずっと、
人との別れ、それがあるのだなと思っています。

学生としてここにもういられない、
わたしのかわりに新しい誰かがここに来ている、
そういう寂しさよりも、
わざわざわたしを呼び求めて、
面と向かってお別れしてくれた職員の方が
ひどくあったかくて、
別れがたくて、

ここまでかなしくなるものか、と、

今、とてもこまっています。

なので、
見えないところでもお礼を言わせてください。

図書館と、図書館にまつわる人たちに、
4年間、おせわになりました。
本と触れあえた3年間をくれて、ありがとうございました。
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