ここんところ8月末の「かっとび伊吹」に向けて山より走りこみのほうが多い週末ですが、さすがにお盆休みは山に行きたくて中央アルプスの中御所谷西横川に行ってきました。
12日夜に駒ヶ根高原菅の台バスセンター駐車場まで移動して車中泊。
翌13日早朝の4時には周りがざわざわ騒がしいので目が覚めた。
もう皆チケット売り場で並んでるではないか。お盆のこの時期をなめとったわ。
慌てて用意してバスチケット買いに並びました。
まあ臨時バスがどんどん出るので始発から約1時間遅れぐらいでロープウェイ駅のあるしらび平行きに乗車できました。
しらび平に到着後、私ひとりだけロープウェイ駅を背にして少しバス道を戻ります。
すぐに西横谷の出合いに着きます。
最初は堰堤を左から超えます。この後ももう一つ堰堤を左から超えて沢登りの始まりです。
簡単な沢と聞いていましたのでロープは10mの細引きだけにしました。ハーネスも省いて必要ならスリングで簡易ハーネスを作るつもりです。
まずは一つ目の滝が現れました。
東横川との出合です。 東横川最初の滝が見えます。
谷が大きいので開放的に感じます。
30m滝は左側を登ります。
ガスが晴れてくれると嬉しいのですが。
一番最後の五条の滝です。
右手にレリーフが現れました。
実は本日の核心部はここから始まります。
すぐに虎ロープが現れここがルートであることを確認しましたが、千畳敷に通ずる長谷部新道の目印であることを知りませんでした。
長谷部新道は廃道とは言えもう少しはっきりしたトレイルとばかり思いこんでいたので、そのままさらに上を目指して登っていきました。
草付きを上がって灌木帯が頭上に現れてきたところで??? もしかして通り越したのか?
はて、トレイルなんてあったかなあ?
疑心暗鬼になって上に行くべきか?戻るべきか?悩みます。
とりあえず一回下ってみようと草付き斜面をまた慎重に下りました。
しかし上から谷を見下ろしても谷をトラバースするようなトレイルは見当たりません。
レリーフ位置まで下ればよかったのですが、下って道が見つからなかったら嫌なので腹をくくって稜線を目指しました。
上に上がれば稜線は登山道です。そのまま進めば本日宿泊予定の宝剣山荘です。
わかってはいるものの約300m近くの藪漕ぎかあ。水もあまり持ってないし。
逆目の灌木やハイマツをできるだけ避けて草付きや露岩を選んで登ります。
頭上がハイマツで覆われたら、そこから右にトラバースして隣の谷の草付き斜面を探し、直上します。またハイマツに覆われたら右トラバースして隣の草付きへと。3回ほど繰り返してできるだけハイマツの薄いところを選んで登りました。
ここで草付き斜面に明らかに誰かが歩いた跡を見つけました。
やっぱりみんなが長谷部新道を行くわけではないとわかり少しうれしくなりましたが、その踏み跡はハイマツに突っ込んでいきます。
私はまた別のルートをさまよいながら上を目指します。
稜線近くまで来るとハイマツも逆目ではあるものの枝が短くなって藪漕ぎしやすくなりました。
最後の露岩を乗り越えるとそこは伊那前岳手前の8合目でした。
やっと核心部をぬけることができましたがこの間4時間かかりました。
写真を撮る余裕はまったくありませんでした。(笑)
伊那前岳への登りです。ちょっとバテてます。
今日お泊りの宝剣山荘です。ほんとうはもっと早い時間に到着して小屋でゴロゴロするつもりでしたが。
宿泊客は50人ほどでした。駒ヶ岳や宝剣岳はロープウェイ利用の日帰りハイカーが大半なのでお盆の時期でもそれほど混まないのですね。
翌日は木曽駒ヶ岳を往復して宝剣岳を経由して極楽平から千畳敷へと下ります。
実は木曽駒ヶ岳、宝剣岳も若いころに冬にしか来たことがありません。夏山は初めてです。
厳冬期もロープウェイが運航しているのでトレーニングにはうってつけの山でした。
宝剣岳西面の岩場を登って宝剣山荘近くの稜線でツエルトビバークして歯を食いしばって眠れぬ夜を耐えてから下るのが毎年の恒例行事でした。今そんなことしたら間違いなく死ぬと思うけど。
駒ヶ岳への行きは中岳を経由します。
天気が上向いてきてガスが晴れました。 駒ヶ岳が正面に見えます。
駒ヶ岳の山頂です。
南アルプスの向こうに富士山も見えました。
御岳ですね。
北アルプスの槍はどこからでもすぐわかります。
戻りは中岳を巻いて横手コースでショートカット。
次は宝剣岳へ登ります。
宝剣岳の頂上岩です。順番待ちがあったのでてっぺんに立つのは省略しました。
山頂から見た千畳敷
遭難の碑から宝剣岳を振り返ります。
昨日はあの緑の谷(どこかよくわからんけど)を詰めたんだよなあ。
冬しか知らない宝剣岳でしたが夏の景色もいいものです。次回は紅葉の季節にも訪れたいと思います。
西横川の沢登りより藪漕ぎがずっと強い印象に残った登山でした。
12日夜に駒ヶ根高原菅の台バスセンター駐車場まで移動して車中泊。
翌13日早朝の4時には周りがざわざわ騒がしいので目が覚めた。
もう皆チケット売り場で並んでるではないか。お盆のこの時期をなめとったわ。
慌てて用意してバスチケット買いに並びました。
まあ臨時バスがどんどん出るので始発から約1時間遅れぐらいでロープウェイ駅のあるしらび平行きに乗車できました。
しらび平に到着後、私ひとりだけロープウェイ駅を背にして少しバス道を戻ります。
すぐに西横谷の出合いに着きます。
最初は堰堤を左から超えます。この後ももう一つ堰堤を左から超えて沢登りの始まりです。
簡単な沢と聞いていましたのでロープは10mの細引きだけにしました。ハーネスも省いて必要ならスリングで簡易ハーネスを作るつもりです。
まずは一つ目の滝が現れました。
東横川との出合です。 東横川最初の滝が見えます。
谷が大きいので開放的に感じます。
30m滝は左側を登ります。
ガスが晴れてくれると嬉しいのですが。
一番最後の五条の滝です。
右手にレリーフが現れました。
実は本日の核心部はここから始まります。
すぐに虎ロープが現れここがルートであることを確認しましたが、千畳敷に通ずる長谷部新道の目印であることを知りませんでした。
長谷部新道は廃道とは言えもう少しはっきりしたトレイルとばかり思いこんでいたので、そのままさらに上を目指して登っていきました。
草付きを上がって灌木帯が頭上に現れてきたところで??? もしかして通り越したのか?
はて、トレイルなんてあったかなあ?
疑心暗鬼になって上に行くべきか?戻るべきか?悩みます。
とりあえず一回下ってみようと草付き斜面をまた慎重に下りました。
しかし上から谷を見下ろしても谷をトラバースするようなトレイルは見当たりません。
レリーフ位置まで下ればよかったのですが、下って道が見つからなかったら嫌なので腹をくくって稜線を目指しました。
上に上がれば稜線は登山道です。そのまま進めば本日宿泊予定の宝剣山荘です。
わかってはいるものの約300m近くの藪漕ぎかあ。水もあまり持ってないし。
逆目の灌木やハイマツをできるだけ避けて草付きや露岩を選んで登ります。
頭上がハイマツで覆われたら、そこから右にトラバースして隣の谷の草付き斜面を探し、直上します。またハイマツに覆われたら右トラバースして隣の草付きへと。3回ほど繰り返してできるだけハイマツの薄いところを選んで登りました。
ここで草付き斜面に明らかに誰かが歩いた跡を見つけました。
やっぱりみんなが長谷部新道を行くわけではないとわかり少しうれしくなりましたが、その踏み跡はハイマツに突っ込んでいきます。
私はまた別のルートをさまよいながら上を目指します。
稜線近くまで来るとハイマツも逆目ではあるものの枝が短くなって藪漕ぎしやすくなりました。
最後の露岩を乗り越えるとそこは伊那前岳手前の8合目でした。
やっと核心部をぬけることができましたがこの間4時間かかりました。
写真を撮る余裕はまったくありませんでした。(笑)
伊那前岳への登りです。ちょっとバテてます。
今日お泊りの宝剣山荘です。ほんとうはもっと早い時間に到着して小屋でゴロゴロするつもりでしたが。
宿泊客は50人ほどでした。駒ヶ岳や宝剣岳はロープウェイ利用の日帰りハイカーが大半なのでお盆の時期でもそれほど混まないのですね。
翌日は木曽駒ヶ岳を往復して宝剣岳を経由して極楽平から千畳敷へと下ります。
実は木曽駒ヶ岳、宝剣岳も若いころに冬にしか来たことがありません。夏山は初めてです。
厳冬期もロープウェイが運航しているのでトレーニングにはうってつけの山でした。
宝剣岳西面の岩場を登って宝剣山荘近くの稜線でツエルトビバークして歯を食いしばって眠れぬ夜を耐えてから下るのが毎年の恒例行事でした。今そんなことしたら間違いなく死ぬと思うけど。
駒ヶ岳への行きは中岳を経由します。
天気が上向いてきてガスが晴れました。 駒ヶ岳が正面に見えます。
駒ヶ岳の山頂です。
南アルプスの向こうに富士山も見えました。
御岳ですね。
北アルプスの槍はどこからでもすぐわかります。
戻りは中岳を巻いて横手コースでショートカット。
次は宝剣岳へ登ります。
宝剣岳の頂上岩です。順番待ちがあったのでてっぺんに立つのは省略しました。
山頂から見た千畳敷
遭難の碑から宝剣岳を振り返ります。
昨日はあの緑の谷(どこかよくわからんけど)を詰めたんだよなあ。
冬しか知らない宝剣岳でしたが夏の景色もいいものです。次回は紅葉の季節にも訪れたいと思います。
西横川の沢登りより藪漕ぎがずっと強い印象に残った登山でした。
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