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【なるせ音楽教室】

ラフマニノフ の2番

2006-11-14 | 音楽いろいろ・ちょっと言いたいだけ~

 

楽譜に買った日付、
もしくは弾き始めた日付を書く習慣が昔はありました。

もしやと思い、出してきましたらありました。1975年です。

こんな雄大でロマンチックなピアノコンチェルトがあるんだと、
はじめて聞いたとき、感動しました。


FM放送での中村紘子さんの演奏を、テープに落としたのを、
何度も何度も聞いた記憶があります。
15歳の時です。

冒頭部分の和音。
その後に続くうねるように聞こえる分散和音。
ドキドキワクワク。

いてもたってもいられなくなり、
なけなしのお小遣いをはたいて、
楽譜を買いに行きました。
ちょうど2台のピアノ用があって迷わず買った楽譜の、
うら側がこの写真です。

はじめて買ったコンチェルトの楽譜が、
モーツァルトやベートーベンでなく、
ラフマニノフだったのです。
昔も今もこの楽譜は本棚にあるか、
眺めているだけですが・・。

今日の「のだめカンタービレ」での千秋の演奏は、
はじめてコンチェルトの楽譜を買ったときの、
ドキドキワクワクを思いださせてくれました。
そういえば、いつもオーケストラとセットで聞いてますから、
 (当然といえば当然ですが)
番組中で、千秋がソロで練習しているのを聞いて、
あ~ 地道な練習をしてるんだなと、
改めて感慨にふけっていました。

3楽章 終盤、
千秋が「もう終しまいだ、もっと教えてほしいことがあった・・
もっとこの人の音楽を感じていたかった・・」と 思いながら、
演奏するシーンで ジーンとなって涙が出てきました。

こうなると 竹中直人のシュトレーゼマンが少々変でも、
まったく気にならなくなるから、不思議です。