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【なるせ音楽教室】

カルタ取り

2006-11-27 | 音楽子育て回想

 

久々の「音楽子育て回想」です。
娘たちと音楽談義になりまして、
長女が、「私はリズム読みに あまり困った記憶がない」と。

そりゃそうだわ。

【長女のストレス】
3歳になったころ、レッスン室に入れてもらえなくて泣き、
おじいさん、おばあさん無理やり2階に連れて行かれ
遊んでいました。
お母さんが家にいるのにレッスン中は会えない事は
相当のストレスだったようです。

【レッスン開始のいきさつ】
苦肉の策で、毎日午後レッスンが始まる30分前は、
3歳の長女がレッスン室に入っても良い時間と決めて、
レッスンをスタートしました。
鍵盤の軽い電子オルガンのまえに座ること3分。
理屈ぬきでここが「ド」。
それが押さえられたらよし。
残りの時間はリズムカードでカルタ取り。
最初は タン タン ウンのやさしいのからはじめました。

【名づけて「長女のカスタネット教室」】
様々なリズム、拍子(八分の六拍子も)
リズム譜を見た目と聞いた感じで覚え、
これも理屈ぬきでドンドン 行け行けで、
さっと聞けば、カードはわかる。
示されたら、すぐ叩ける。
1年間はほとんど毎日そんなことをやっていました。
なんせカルタ取りですから、
誉めるとどんどんやって、
レッスン室に入れる事もうれしくて、
たまに遊びに来るレッスンを受けている子を相手に、
カルタの試合?をして腕を競いました。
(たいてい 大きい子でしたから、手加減してくれて ○○チャンは偉いね~と
誉められて 余計 うれしかったようです)
取り合いで 画用紙で作ったカードが何度破れたことか・・。

あとでピアノを習いはじめたとき、
全音符や、二分音符の間の取り方、
休符の感じ方、八分の六拍子ののり、
シンコペーション等、
リズムカードをしたことで、
音符の上下(ドレミ~)とリズム譜が結びつき、
自然にのりが作ることができたと思います。

音符もカードを作りカルタ取りの要領で、
すべて 理屈抜きのゲーム感覚でした。

長女「小さい子はみんなしているの?」

もちろん取り入れていますが、
長女みたいにそれだけに、かかりっきりにできません。
他の要素も取り入れないとね。

ただ、 何事もある程度ものになるには、
家庭での工夫と努力が必要なことは言うまでもないことです

たまたま 長女は家庭がその環境にあったことはラッキーでしたが。

そこで次女。
「私の時は してくれたの?」
いいえ してません
年子とはいえ、 長女の方が体格もよく腕力もありましたから
お姉ちゃんと一緒にはできません。(泣かされるのがオチです
おねちゃんは お母さんのレッスン方法の実験対象みたいでしたから。
その分、自分で静かに考えて弾ける様になったでしょう?
  (とってつけたみたいな 言い訳でごめんね)


お調子ものの長女と、沈思黙考型の次女でした。

いまでは成人して随分、形勢逆転してきた部分もありますが、
たまに 我が家流音楽談義ができるのは幸せなことです。

ピアノをならっていると、(管楽器等 単音楽器もね)
 旋律(メロディ)、慣れてきたら和音(ハーモニー)は気になりますが、
忘れがちなのはリズムです。