企業は過去最高益なのに、給与があがりません。昨年から今年にかけ、上位2割の方たちの給与が下がっています。8割の方たちも、あがっているように見えますが、2020年はコロナで収入が減ったから、一部元に戻っで、給与が増えたように見えるのです。内閣府の資料をみていると、昨年から今年にかけ、特に、上位2割の給与が大きく減り、中間所得層が縮小しているように見えます。2007年の三位一体改革以降、特に中間所得層の住民税負担が大きくなるなど、中間所得層が縮小し始めています。昨今の、燃料費と物価上昇に、企業の給与体系が追い付かない状況で、手取りが減り、中間所得層が特に大きな影響を受けています。上位2割の給与が実質さがってきていることは、親世代の豊かさを、子世代に引き継げない時代になっている、ということでもあります。 . . . 本文を読む
今回の大田区議会臨時会での補正予算は、「閣議決定」で決まった「バラマキ」的な給付が多かったと思いますが、大田区議会では、私以外全員の賛成で可決しています。
子育て世代への時短家電5万円クーポンは、家事の負担軽減につながる「食器洗い洗浄機」や「衣類乾燥除湿機」、「ロボット掃除機」など、対象の児童1人につき5万円相当の製品の給付を受けることができる事業です。
もらってうれしいかもしれませんが、果たして今、国債を発行してまで行うべき事業だったでしょうか。 . . . 本文を読む
コロナ給付金を給付するための補正予算議案が大田区議会で可決しました。私以外の全議員が賛成でした。児童手当受給世帯という子育て中の方たちへの給付で、コロナでお困りの方も多いという判断が多かったのだと思いますが、現金給付の是非とともに、そもそもの日本の社会保障政策や財政規律を根底から覆すことになります。10年前と少し前には「バラマキ」と批判された現金給付ですが、昨年の特別定額給付金も非常時の現金給付ということでなのか、あまり批判の声が聞こえませんでした。コロナ給付金のどこが問題か討論しましたので、ご覧ください。 . . . 本文を読む