区民は、地方自治法第242条の規定により、区の職員等による違法もしくは不当な財務会計上の行為又は怠る事実があると考えるときに、監査委員に監査を求め、必要な措置を講じるよう請求することができます。 3月25日、旧大田区体育館建て替え工事をめぐり不当な支出があったとして、近隣住民58名が住民監査請求を行いました。 私も、区議会において再三にわたり、適正な支出を行うよう区に対して発言してきましたが、区議会で、私以外の全員賛成で議決されてしまったものです。 どこに問題があったのでしょうか。 . . . 本文を読む
地方主権と言いながらも、国からの関与や制約も多い状況のなか、23区は自治権を認められているものの、都区財政調整という特殊な税収配分のしくみにより、未だ東京都の内部団体として位置付けから抜け切れず、市部に比べても自治意識の低い自治体であると言わざるを得ません。 税収は大幅に減少し始める一方で、人口構成の変化により区民需要は大きく変わり、高齢者や子育て支援策などの歳出は増える一方です。 また、 . . . 本文を読む
23区が共同出資し、東京23区清掃一部事務組合が株主となって設立した「東京エコサービス」と23区各区が電力購入契約を結びました。 しかし、随意契約のうえ、その内容も公表されていません。 そこで、23区の分担金が減ると言われて設立した「東京エコサービス」にかかわる事業内容について検証しました。 . . . 本文を読む
私の近隣で行われている解体工事。 説明会では飛散性アスベストはなかったと報告しましたが、住民から指摘されてあわてて調査したところ、飛散性アスベストが見つかっています。 私たちのケースは、住民が気付き飛散事故を要望していますが、日常的に行われている解体工事のアスベスト対策は本当に大丈夫でしょうか。 . . . 本文を読む
先日の一般質問で、大田区の出生率や少子化の動向から試算し、待機児問題が、ここ数年の緊急の課題であること。 そして、現在、大田区では、認証保育所や保育ママなど、国基準より低い基準の保育所などで待機児対策を行っているため、それらに優先し、定員を増やせる認可保育園の定員を緊急一時的に増やすよう要望しました。 そして、現状、国基準で何人定員が増やせるのか質問しましたが、事前通告しているにもかかわらず、答弁せず、いわば、現在の大田区立認可保育所の現状・実態を隠したかたちに終わりました。 それほどに、公表するには都合の悪い数字だったのでしょうか。 そこで、予算特別委員会の質疑時間を使い、実態を明らかにするとともに、今後の大田区の取るべき待機児対策について提案しました。 . . . 本文を読む
大田区立特別養護老人ホームの利用料金制の課題についてはこちら この条例は、現在建設中の大田総合体育館が竣工するにあたり設置する条例です。設置にあたっては、指定管理者制度を導入するとともに利用料金制を採用できるようにするための条例です。 利用料金制導入にあたりましては、メリットを最大限活用するとともに、想定できるデメリットや課題を解決できる方策を講じるよう、賛成にあたりひと言申し述べさせてい . . . 本文を読む
大田区土地開発公社が購入していた中央5丁目の土地を大田区が買い戻す議案の審議を行いました。 緑地として整備する目的で取得することに意義はありませんが、私は①目的②価格③契約条件に問題があることから反対しました。 . . . 本文を読む
大田区が大森南のアスベスト処理を工事途中で断念したことは、2月7日に報告していますが、今回の補正予算により、アスベスト処理にかかった費用が2億4350万円であることが判明しました。 当初より、私は問題があると指摘してきましたが、それが証明されたかたちです。 執行上の問題点について4点指摘します。 . . . 本文を読む
現在、大田区議会第一回定例会の最中です。 与えられた時間を使い、現区政の問題点を指摘するとともに、その解決につながる政策を提案する一方で、上程された議案の審議を行っています。 提案された主な議案とその内容。そして、その議案に対して私が賛成したのか反対したのか報告します。 今回「大田区住宅修築資金融資基金条例の一部を改正する条例」が私の所属する都市環境委員会に付託され、私は、反対しました。 改正案はどのような内容か、そして、私はなぜ反対したのか報告します。 . . . 本文を読む
大田区の行っている待機児対策は、保育定員を増やしているだけで、子どもの保育環境や、今後の少子化進行の度合い、就労需要の高まりの予測、現在大田区が持っている保育資産といったものを全く考えずに行っていることがお分かりいただけると思います。 結果として、子どもの保育環境は守れず、近い将来、子育て支援の需給バランスが大きく崩れるかもしれません。 大田区の場当たり的な子育て支援策では、子どもや保護者の視点にたった保育環境の確保と効果的効率的な区民の財産の活用にはつながりません。 . . . 本文を読む
【2】大田区が行っているの待機児対策と4つの問題点 *3.保育園のフレキシブルな運営と設計 ①年齢別保育による硬直した保育所運営 4.長期的・戦略的視点にたった子育て支援計画 3つ目に、年齢別保育室の問題があります。 多くの認証保育所や私立認可保育園は、間仕切りがなかったり可動式パーティションを設置するなどしたフレキシブルな設計を採用し弾力的な . . . 本文を読む
子どもを持ちながら就労を継続させたいという願いにこたえなければ、少子化はさらにすすみ、労働力率も一層下がっていくでしょう。 一旦仕事をやめ正規雇用で再就職することがどれほど困難かは、私たちも良く知るところです。 そこで出てくるのが保育園の設置基準の緩和です。 国基準が都市部の保育園設置を阻害しているから、緩和して高まる保育需要にこたえるために国基準を緩和し保育園設置を進めようといういうのです。 しかし、東京では、既に、認可基準を緩和した認証基準での保育園設置が進んでいます。さらにその基準も下げるということです。 また、高まる保育ニーズに保育園がすべて答えていけば、子どもの総数は減少が予測されているため近い将来幼稚園が定員割れを起こす可能性があります。 今、働きたいという要望にこたえるために、何をすべきでしょうか。 *2.保育環境の確保と優先順位 ①国基準緩和は最優先されるべきか 3.保育園のフレキシブルな運営と設計 ①年齢別保育による硬直した保育所運営 4.長期的・戦略的視点にたった子育て支援計画 . . . 本文を読む
それでは、現状において大田区が採るべき待機児対策とは何でしょうか? 大田区が行っている待機児対策の問題点はどこになるでしょうか? 時間軸からみた待機児対策のポイントについて考えます。 【2】大田区が行っているの待機児対策と4つの問題点 *1.時間軸からみた待機児対策のポイント ①女性の就労需要の高まりと少子化 ②幼稚園など他の子育て支援施設との関係 2.保育環境の確保と優先順位 ①国基準緩和は最優先されるべきか 3.保育園のフレキシブルな運営と設計 ①年齢別保育による硬直した保育所運営 4.長期的・戦略的視点にたった子育て支援計画 . . . 本文を読む
増えている待機児の問題は、大田区も例外ではありません。 こどもを産んだあとも働き続けたい、今すぐ働き始めたいと希望する多くの区民の需要に、大田区は、どのようにこたえていくべきなのか、2010年第一回定例会の一般質問において取り上げました。 【1】出生数・こどもの数からみた大田区の待機児の背景 【2】大田区が行っているの待機児対策と4つの問題点 1.時間軸からみた待機児対策のポイント ①女性の就労需要の高まりと少子化 ②幼稚園など他の子育て支援施設との関係 2.保育環境の確保と優先順位 ①国基準緩和は最優先されるべきか 3.保育園のフレキシブルな運営と設計 ①年齢別保育による硬直した保育所運営 4.長期的・戦略的視点にたった子育て支援計画 . . . 本文を読む