昨年、定額減税の陰で、国が「支援金制度(こども保険)」をつくりました。税で負担してきた児童手当などの子育て支援費を、令和8年度から段階的に医療保険料に上乗せして払うしくみです。減税しませんから、税と保険料の二重取りです。 . . . 本文を読む
税と社会保険料の二重取り
昨年、定額減税の陰で、国が「支援金制度(こども保険)」をつくりました。税で負担してきた児童手当などの子育て支援費を、令和8年度から段階的に医療保険料に上乗せして払うしくみです。減税しませんから、税と保険料の二重取りです。
大田区は34億円浮かして蒲蒲線に?
私たちは医療保険料負担が増えますが、大田区は、約34億円も子育て支援に使ってきた税金を浮かす . . . 本文を読む
健康福祉委員会で、生活保護の受給者の動向について報告がありました。グラフ(本文参照)をみると、受給者が減ってきているのがわかります。
ところが、国の動向と比べると、全く違った側面が見えてきます。
長期的にみると、大幅に増えてしまったことがわかります。
戦後の貧しいときは、高い保護率ですが、高度経済成長で減らし
それが、オイルショックで増えますが
昭和59年をピークに
バブル景気も経て、平成4年1992年まで一貫して、減っているのです。
しかも、
当時、東京都と国の数字には、ほとんど差がありませんでしたが
今は、東京都の受給率が、2割ほど高くなっています。
豊かなはずの東京は
一方で、その豊かな「輪」からはじき出されれば、一転、生活保護になり、そこにたどり着けない方たちが
ホームレスへと転落しかねない、そういう、危うさを感じます。
減ってきているから、良い、というより
0.7%から2%に増えてしまった保護率を、そういう社会をどうするか
考えさせられた、報告でした。
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大田区は税金を余らせて1267億円も貯めています。社会保障のための増税分を社会保障に使っていないのです。何に使っているかと言えば、箱モノや開発です。大田区議会では、社会保障のための増税分を余らせ基金に貯めて、箱モノ開発財源に積み立てると、そこから引き出して使っているのはおかしい。社会保障財源を箱もに財源に使うのは、おかしいし、住民福祉が大田区の役割なのに、住民福祉ではなく箱モノに使うのはおかしいと発言してきました。大田区は、たぶん、私のそうした発言があるからだと思うのですが、住民福祉というのは、社会保障だけでなく、インフラ整備も住民福祉だと言い始めています。箱モノも開発も住民福祉だから、社会保障のための増税分は、蒲蒲線や羽田空港跡地開発にも、公共施設建設にも使える、と言いたいのだと思います。あれ?箱モノ開発も住民福祉でしたっけ? . . . 本文を読む
財政を圧迫する要因としてよく言われているのが生活保護費ですが、実は、国や東京都の負担分があるため、自治体(大田区)負担分は、全体の1/4ほどです。しかも、大田区ですと、2018年、令和元年をピークに減り始めています。 . . . 本文を読む
おこさんが発達障害の可能性があると指摘された方から、療育を受けられない、相談の予約が3か月後になると相談を受けました。大田区に確認したところ、現在相談を待っている方は、2~3か月お待ちいただいている状況だということがわかりました。発達段階にある小さなお子さんの3か月は、とても大切ですし、まして、発達障害の可能性を指摘されて心配ななかにいるのに、待たなければならないのは、つらいと思います。大田区でも、このことは把握しており、なんとかしたいと「研究」しているそうです。相談ができなければ、療育を始めることもできません。しかも、相談した後の療育先も、あきがなくて、希望の療育先に行けないそうです。大田区は、改善のため「研究」すると言いますが、今すぐにも動くべきだと思います。 . . . 本文を読む
財務次官の講演をきっかけに、あらためて税と社会保障について考えました。社会保障にたくさん使うから、税金がたりないと言っているからです。ところが、よく見ると、社会保障システムは個人の預貯金を使うのが前提です。特に都市部の基礎自治体では、社会保障を理由に税収が大幅に増えましたが、大田区は、社会保障に使わず、大規模な土木建設、さらに、税を余らせ、国債を買うなどと言い始めています。税で社会保障を整えたかといえば、社会保障サービス利用料は高額。特養に入れても貯金を切り崩さなければなりません。特養に入れなければ、さらに負担は重くなります。金融庁は老後に2000万円必要と言いましたが、このシステム、見方を変えると、一所懸命働いてためた貯金を吸い上げる仕組みになっているんですね。これ、偶然なんでしょうか? . . . 本文を読む
後期高齢者に、入院日数に応じ1~3万円の見舞金を給付しようという議員提出議案が出されました。そもそも、福祉に関わる制度は、まだまだ十分ではないところがあります。だからと言って、入院費用に1~3万円の費用が十分かと言えば、到底足りないでしょう。一見バラマキに見える提案ですが、後期高齢者は、身体的機能が悪化し始める時期に入っていますから、介護や生活全般の不安に行政が寄り添うための相談機能にしてはどうかと考え、賛成しました。
委員会で述べた賛成理由をご紹介します。 . . . 本文を読む
介護保険の制度が変わり、大田区では、要支援の方たちのデイサービスやヘルパー派遣のサービスを受けられなくなる人が出ています。大田区が一年を上限に、「良くなった人」を卒業(この言葉、最近は使っていないらしい)させているからです。このことが、利用者の間の人間関係を悪くしているようです。国の介護保険制度の中で運用されていた要支援が、自治体負担にかわり、他自治体ではしっかり継続できるようにしているのに、大田区は、独自財源の投入をしないところに問題がありますが、大田区が誤った施策をとっているのが、なんの罪もない区民に余計な対立構造を招いています。 . . . 本文を読む
大田区では、シルバーピアという高齢者のための住宅の管理を指定管理者制度という方法で民営化していて、株式会社が指定管理者に指定されています。そこに入居されている方から、管理についてご相談がありました。外泊するとき、友だちを泊めるときに、届出を強要している、というのです。大田区に確認したら、安心安全のためだから問題ない、と言います。 . . . 本文を読む
石川町といえば横浜の元町に行くときに降りる駅ですが、北口をでるとすぐのところに、寿町という簡易宿所、ドヤと言われたりしていますね、が立ち並ぶ区域があります。 友人の精神科医を訪ねて、寿町に行きました。 . . . 本文を読む
これまで「大田区民センター」にあった「新蒲田福祉センター」を志茂田中学校に移転するための施設設置条例を改正するための議案について、大田区民センターがどうなるか明らかになっていないこと、学校施設建て替えについての方針に問題があることから反対しました。詳細は以下に記します。 . . . 本文を読む