「民主主義は、住民(国民)の声を意思決定に反映させるための政治システム」です。そのためには、「住民(国民)の声を聴く」「意思決定の過程を住民(国民)のみなさまに見ていただく」「意思決定の根拠を明らかにする」ことが必要だと考えています。ところが、大田区議会は突然、結果のでた請願と同趣旨の陳情を審査除外としてしまいました。いったん結果の出たことは「状況が変わらなければ」1年間取り上げない、というのです。これは、「いったん多数派が決めてしまえば、住民の要望の声が大きくなったとしても変えられない」ということになりはしないでしょうか。 . . . 本文を読む
アジア太平洋資料センターPARCの自由学校で「世界を動かしているのは誰?ーグローバル企業研究入門」という講座が6月13日から始まります。全10回で、私は第8回の講師を務めさせていただくのですが、どれもいま動いていて気になることばかりです。 . . . 本文を読む
大田区は、公園の一人当たり面積が東京都の基準にも、また国の基準にも届かない中、現在ある公園の中に有料で使用するスポーツ施設などの建設が進んでいます。 しかも、今回、提案されている議案において、同じスポーツ施設でありながら、ビーチバレー場は広場として整備し、フットサル場と相撲場は公園の中に整備します。 スポーツ人口が増え、様々な方が色々なスポーツを楽しんでいます。あらゆるスポーツについて行政が整備できれば、それに越したことはありませんが、財政的な制約もあります。はたしてどこまで税金で整備し有料で貸し出すことが行政の役割でしょうか . . . 本文を読む
大田区には給付型奨学金、無利子の奨学金制度があります。今回、条例を改正し、大田区が認める、進学、死亡、心身の故障その他特別の理由によって奨学金の返還が困難となって返済を猶予された期間は、返済期間に含まないとするという条例改正を行いました。 . . . 本文を読む
中小企業倒産防止共済(セーフティー共済)というしくみがあります。積み立てると大田区は、経費削減ではなく、「中小企業倒産防止共済制度が浸透したため、助成は不要」として廃止条例を提出しました。日本が世界に誇る中小企業政策と言われながら、思ったほど浸透していないことから、改善策を求め賛成としました。 . . . 本文を読む
大田区(行政)は、みんなの財産だから、何に使うのか、どう使うのか、やめるのかについて、きちんと区民と約束しています。これが、議会が施設設置条例を議決しているということです。それなのに、どうするのかきちんと区民に示さずに、簡単に条例廃止してよいのでしょうか。 . . . 本文を読む
今回、大田区は、職員処遇を改善させるための条例改正を行います。ところが、大田区は、一方で民営化、民間委託を進めていますが、大田区は、民営化や民間委託による処遇の悪化は民間の問題だから関係ないという姿勢です。大田区の仕事をする民間の職員処遇は、改善されるどこから、放置されています。この問題にきちんと取り組まなければ、公務員は市民(大田区民)からの信託を得られません。 . . . 本文を読む
蒲田の区役所を24億円かけて「物が落ちないために改修工事」する契約議案の議決を求められました。耐震強度は満たしているのに、他にもっと耐震強度の低い施設があるのに、24億円も税金を投入するのは優先順位が違うと考え、ただ一人でしたが、異を唱えました。 . . . 本文を読む
可燃ごみの収集など誰でもできるから、委託でも構わない、そう思われている方もいるかもしれません。でも、大田区内2万6,000か所のごみ集積所の収集ルートを効率的に組むのは、そう簡単なことではありません。しかも、ごみという衛生問題を民間の金儲けにゆだねることは非常に大きなリスクです。この区民の貴重な財産は企業から見れば、のどから手が出るほどほしいノウハウ。これを簡単に民間にあげて、収集費が高騰して再公営化もできないとしたら、、、。私は、そんな議案には賛成できません。みなさんは、どう考えますか。 . . . 本文を読む
資金に余裕があったら借金はしないのが「常識」、だと思っていたら、常識を超える補正予算が大田区議会第一回定例会にあがってきた。見込みより税収が増え、建設工事が予定通り進まなかったので、区債発行(借金)しなくてすむことになったのだ。ところが大田区は、借金を一部のこして公共施設整備積立基金に積み立てた。「残った資金」に加え借金をして公共施設整備基金に積み立てた構図に。こんなことって、ありですか。 . . . 本文を読む