昨年、定額減税の陰で【こども保険】ができました。
税で負担してきた児童手当等を、医療保険料に上乗せ徴収するしくみをつくったのです。
減税なしの上乗せ徴収ですから、実質の増税ですが、
増税と言わないどころか、こども保険の新設とさえ言わなかったのは、
国民の反感を買わず、政権を維持するためだったのでしょう。
不思議だったのは、野党も増税ともこども保険新設とも言いませんでした。
議論の少し前まで言っていたのに、法案の審議の議事録を読みましたが、
私は、見つけることができませんでした。
こども保険の新設で、年金、医療、介護、子育てという、日本の主な社会保障が、社会保険の仕組みに組み込まれました。
今回のこども保険の創出で、
【1】多くの区民は医療保険料の負担が増え、
【2】被用者保険加入者は所得が減り、
【3】中小企業等が廃業する一方、
【4】業績が好調な一部企業は利益を増やし、
【5】自治体は、隠し財源を捻出できる
こんな風に、私は、みています。
ズーッと考えている、税と社会保険の違いや影響について、ご報告したいと思います。 . . . 本文を読む
個人旅行でイギリスなどに行ってきました。
イギリスは、2010年以来14年ぶりでした。
14年前は、小公女の主人公のような気持ちで、ホテルの窓を開くと、再開発のクレーンがみられましたが、そうした場所に、スタイリッシュなビルが建ち並び、まだまだ、開発は続く印象でした。
それだけでなく、1973年に作られた鉄道(地下鉄)などで移動しましたが、
日本の東京メトロと住友商事が、ゴーアヘッドグループと共同出資し、英国ロンドン市交通局のエリザベスラインを受注するなど、インフラ投資も、ますます盛んになっていく様子を、肌で感じてきました。
一足先に民営化が始まった英国が再公営化し、遅れて民営化している日本は、ますます、税金による公共投資に拍車がかかっています。
ロンドンの、ノッティングヒルの蚤の市をぶらぶらと歩いていたら、1942年の第二次世界大戦の頃の、アメリカの広告を見つけ、書いている内容に興味を惹かれ、買ってきました。
後で調べたら、アメリカの著名な画家の広告?挿絵?だとわかりました。買ったのは、絵だけでしたが、ネットで絵に添えられた説明文を見つけました。
読むと、日本も世界も、いつの時も、同じような問題に悩まされ、今日があるのだということがわかります。
ディズニーランドが無いと言われているイギリスですが、
ハイドパークで冬の間だけ開催されている、ウインターワンダーランドに行ったら、乗り物に、ディズニーのマークがついていました。
視察ではありませんでしたが、
遠い、イギリスやヨーロッパのできごとが、政治とつながり、身近に感じられた旅行でした。
少しずつ、折に触れて、お話しできればと思います。 . . . 本文を読む
田園調布せせらぎ公園は、公園なのに1293本もの樹木を伐採してしまった田園調布せせらぎ公園は、その後、管理運営を営利企業にまかせています。公園という極めて公共性の高い空間を一部の人のお金儲けに使わせているのです。結果、大田区は41億円かけて隣地8795㎡を買ったのに、誰もが無料で憩える空間が27%から21%に減ってしまいました。一部の投資家利益(働いている方の賃金などではありません)のために、莫大な税金を使ったにもかかわらず、お金を払わなければ使えない場所を増やしてしまったのです。 . . . 本文を読む
葛飾区でプールの無い学校が提案されていると聞いて驚きましたが、大田区でも学校にプールは必要ない、という意見が出始めています。ネットで検索したら、新聞記事になっていました。
一年中使えないのに無駄、気候変動で使えない日も増えている、先生も大変、などの理由を並べていました。 . . . 本文を読む
こどもの貧困というのは、誰が考えたネーミングでしょう。
こどもがお金を稼げるはずもありませんから、問題の本質は、こどもを養育する親の貧困です。
ところが、
こどもの貧困というネーミングなったとたんに、雇用や賃金や社会保障の問題は、すっかり、対策から抜け落ちます。 . . . 本文を読む
大田区の民営化をみていて気になるのが、期限の無い民営化があることです。指定管理者制度は3年~5年が多く、一番長いものだと、伊豆高原学園のPFIと併用した指定管理者で、15年ですが、民営化した保育園も特別養護老人ホームも期限がありません。当たり前のように感じているこの期限の無い民営化ですが、海外で、水道が再公営化されたのは、期間終了に伴う判断だと知りました。 . . . 本文を読む
民営化:官から民へのスローガンで、公共分野を民営化しました。
民営化は民主主義の民が使われていますが、
英語だとprivatization
ネットで調べると、ケンブリッジの英英辞書には、
the process of selling companies or organizations that are owned by the government to private . . . 本文を読む
保育園を株式会社など民間にゆだねたことで、保育士の賃金がさがり、保育士のなり手が不足して問題になっていますが、保育園の定数が足りてくると同時に、定員割れの保育園が出始めています。
大田区では、4月4日現在、1453人の欠員が出ています。私立1600人、区立4532人、合わせて16132の定員のうちの1割弱ですから、転出入などの移動も考えると、やむを得ない数字の範囲なのかと思います。 しかし、欠員が多ければ、その分、公定価格と言われる補助金が入ってこないため、保育士を雇い続けることが難しいという園が出始め、大田区では、国が示している保育士の勤続年数や子どもの年齢に応じ、保育士を確保するための経費を補助しています。公立保育園は、欠員の多い少ないに関わらず、定められた定員に応じた保育士を配置していますが、事業者には経営的判断があり、定数を大きく割り込めば、利益確保や採算に乗らないため、区に補助を求めることになります。市場の経済競争で、価格が安くなり、質が良くなると始まった市場化=民営化ですが、市場に委ねれば、保育士の確保も難しいということです。 . . . 本文を読む
大田区は、特養の入所申し込みは、9月3月の年に2回ですが、これを4回に増やすことを求める陳情が出されました。
回数が増えれば、締め切られた直後に介護度が悪化した方も半年近く待つことなく、利便性が上がるように感じますが、
今、年に2回申し込み、にしているのは、「優先入所の評価」をするのに必要な期間で、増やせば、公平性や透明性を確保できない可能性があるそうです。
優先入所の意義をしっかりと位置付けなければ、逆に不公平な入所や、不透明な選考を排除できなくなるわけです。
特養の優先入所、のしくみについて、奈須りえは、こう考えています。
みなさんは、どう思われますか? . . . 本文を読む
議会で取り上げました。
【リニア大深度シールドマシントンネル工事をこのまま始めてはいけない理由】
外環道陥没事故調査や東京都土木研究所の調査からわかる
トンネル工事で重要なガス・上下水道管など地中インフラと表層地盤調査 . . . 本文を読む
6月8日火曜日14時~、リニア中央新幹線の北品川工区(品川区ー大田区ー世田谷区)のシールドトンネル工事説明会が行われます。外環道工事陥没の再発防止対策についても説明するようです。
外環道工事陥没の再発防止対策の説明も聞けそうです . . . 本文を読む
田園調布せせらぎ公園内の施設の利用が始まりました。大量の樹木を伐採して、公園に箱モノは必要か、など、この施設の問題点を指摘してきたこともあり、多くの方たちから、ご意見をいただいています。今日はその中の建物内での飲食について。
カフェで持ち込んだ食べ物を食べようとしたら、断られたそうです。飲食できるフリースペースがあったと思って大田区に確認したら、コロナなので、飲食を制限しているそうです。(最低限の飲み物だけ可)。営利目的のカフェで飲食は良いのに、フリースペースの持ち込みを「コロナで禁じる」。これって矛盾していませんか? . . . 本文を読む
主権者は私たち国民です。
ところが、議員として、議決に関わり、予算をチェックし、区民の皆さまからのご相談を受けていると、大田区や東京都や国が、国民を主権者としているのか、疑問に感じる場面が増えています。
大田区や東京都や国が国民のためではなく、企業のために動いている。
主権者が国民から企業に代わってきているのです。 . . . 本文を読む
いま、私は、ある認証保育所に入所している保護者から、突然の廃園の通知に、来年からの入所先が無いのではないかという不安の声をいただいています。どうしてこのようなことがおきているのでしょうか。
*調査し、事実確認して訂正しています。
保育方針や長時間保育などの違いから認証保育所を望む方もいらっしゃると思いますが、多くの認証保育所入所者は、認可に入ることができずに、認証に入ることを余儀なくされて . . . 本文を読む