大田区議会の委員会視察で京都にきています。
昨日は、京都市の文化伝統芸術などを守るため、「ふるさと納税」のしくみを使った寄付による事業などを学びました。
ふるさと納税は、自治体を応援できるうえ、返礼品までもらえるという、「お得」なしくみですが、住んでいる自治体から、寄付先に住民税が行ってしまい、その分自治体の住民税が減ってしまいます。
特に、「ふるさとでない自治体(多くは都市部)」で、税の流出が大きな問題になっていますね。
私自身は、税金というのは、ふるさと納税して減っても、自治体で何の問題もなく運営で来ているなら、その分減税すればいいのに、「多めに税金集めてるな(怒)」と思ったりもします。
学んだふるさと納税の仕組みを使った文化芸術支援について、ご紹介します。 . . . 本文を読む
「ふるさと納税」には、様々な問題があります。ふるさと納税が浸透したことで、【私たちが自治体への寄付を税金で行うことの問題点を見えなくしてしまいました】。
納税者は、納税額を変えずに、負担なく返礼品などを受け取れる=ただでプレゼントがもらえる仕組みなので人気ですが、非課税世帯は恩恵を受けられませんし、高額に納税する人ほど(上限はありますが)大きな恩恵(プレゼント)を受けられます。大田区が、1億円寄付者の意思を尊重し、その方の望む基金を作った大田区をみていると、ふるさと納税の本当の目的は、お金持ちが自治体税収の使い方を決められるようにすることではないかと感じます。 . . . 本文を読む