昨年のダボス会議での岸田さんの発言は問題だなあ、と思っていたのですが、うまく説明できずにいました。
「【監視なき】権力集中をもたらす国家資本主義=効率的」
と
「【チェック機構】を欠く国家資本主義=リスクが高い」、
どちらも国家資本主義のことを言っていっていて、国家資本主義を効率的と言っているのは問題だなあと思ってきたのですが、
【 】の形容詞部分がすっきり来なかったのです。
実は、いま、大田区政をふり返って本にしようとしていて、この間の政治の流れをあらためて見ていたら、岸田さんの発言に主語を加えることを想いつきました。
わかりやすくなったと思うのですが、いかがでしょうか。 . . . 本文を読む
昨年の自民党総裁選の時、岸田首相が主張した言葉は、私にの心に深く刻み込まれています。小泉構造改革の新自由主義的政策を「格差と分断をまねいた」と言って批判したからです。ああ、自民党もわかっているんだなあ、と思いました。でも、当時の発言を確認したら、「規制緩和、構造改革の新自由主義的政策はわが国経済の体質強化、成長をもたらした。」と行われた構造改革をまず評価していました。気を付けなければならないのは、こういう言葉に、嘘は言わないけれど、正確ではない、あるいは、誤解を招く言葉の使い方があるということです。格差とは、分断とは、何か、あらためて考えたいと思います。
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「大人のための社会科教室」テーマは、新しい資本主義について。岸田さんの構造改革の反省から生まれているところに、視点を置いています。意外とボリュームが多そうなので、何回かにわけて取り上げることになると思います。その第一回です。 . . . 本文を読む
新しい資本主義を読むと、足りない成長は政府が補完と書いてあります。
これ、
企業が投資利益を確保するため賃金を減らしても、政府が税で補完してくれる、ことではないでしょうか。
先日の現金給付がその先鞭ですね。新しい資本主義は
政府が、
一部投資家の利益確保に配慮し、
それ以外が、投資家利益の為に生活確保に必要な最低コスト(賃金)で働く人化される仕組みを創るように見えます。 . . . 本文を読む