大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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第二次世界大戦1942年当時の、各国の貿易状況の書かれているポスターに考える「カルテル」と「自由貿易」と「国家」と「戦争」と

2025年02月02日 | ●日々のできごと
昨年末にロンドンのマーケットで、見つけたポスターが気に入って=気になって、買って帰りました。1942年、第二次世界大戦当時の各国の経済状況=輸出入の状況が書かれています。ポスターから、各国の輸出入を縛るカルテルの様子がわかります。注意深く見ると、細かい表現の中にも意味があります。42ポンドと安くなかった?のですが、買って帰りました。ネットで調べると、解説している文書がありました。カルテルの弊害で、この状況を打破するためには、戦争しかないように書かれています。第二次世界大戦後、WHOができ、貿易は自由化の流れで進み、人と物と金が自由に行き来できるようになりました。でも、自由になったのは、労働力と資源と資本で、消費者である私たちは、高い飛行機代で、行きたい時に海外に行けるわけではありません。カルテルが日本に戦争と敗戦をもたらしたなら、貿易の自由化は、日本を低賃金労働者の国にしてしまっているのです。その証拠に、日本に外国人労働者は、どんどん来ますが、日本人である私たちは、(高い賃金を求め)海外に働きに行けるわけでもなければ、日本にあるはずだった資源(絹も、農産物も、アルミニウムも・・・・)使わず、あるいは使えないようになって、外需に依存しています。 このポスターを題材に、車座懇談会をしたい気持ちです。 当時の世界状況を詳しい方で 解説していただる方がいたら、良いのですが。 . . . 本文を読む

親の親の親の親

2025年01月09日 | ●日々のできごと
私は父方の祖父母を知りません。 父が母と結婚した時には、父の両親ともに亡くなっていたこともありますが、 父と母が離婚し、 私は母に引き取られ、 父がそのあと亡くなって、 直接聞ける人がいなくなってしまったのです。 人は、本当に短い間に、その縁が途絶えてしまうものなのだと想うと 寂しくなり、 いろいろあって、どこまで遡れるか、大田区にお願いしました。 と言っても、議員特権ではなく、 戸籍課に申請すると、遡れた戸籍の分、有料になりますが、出してくれるのです。 . . . 本文を読む

大田区の公園プールで起きたこと 区民から聞いた、「プール管理者が、『鍵を紛失したと他者から言われるがままに』勝手に私のロッカーを開けた」 ってありですか?

2024年08月28日 | ●日々のできごと
大田区のプールは人気があり、毎年多くの区民が訪れます。先日、プールのロッカーに戻ったら、プールの管理者が、自分のロッカーを開けようとしていたのですが、とお問い合わせいただきました。 ロッカーのカギをなくしたといわれたので、管理者が、合鍵で開けたのだそうです。(大田区の説明でも、ロッカーキーを開けたことは認めていたそうです。) ところが、そのロッカーは、鍵をなくした人のロッカーではなく、別の人のロッカーだったわけです。 今後の対応等について、大田区からの回答を待っているところです。 私が、大田区に問い合わせた時には、業者からの報告もうけていなかったようで、大田区は、事実関係を知りませんでした。 改善策を申し入れているところですが、区民のみなさんなら、どうお考えになりますか。 . . . 本文を読む

定額減税の6月に国が決めた「こども保険」5年かけて増えていく社会保険料、減っていく賃金

2024年07月02日 | ●日々のできごと
6月末、タクシーの運転手さんから 「飲みに出ている人たちが多く、街に活気を感じた」 と聴きました。 定額減税が影響しているのでしょう。 6月は住民税の天引きも0だったので、豊かさ感は、結構なものだったと思います。 臨時収入分、楽しもうとして、使いすぎると、7月からは、そうはいかない方が多いので注意が必要です。 7月の手取りは6月より定額減税の4万円(×扶養家族)少ないだけでなく、 6月住民税天引き0が影響して ぐっと減ってしまいます。 ========================= なんで、こんな、一時的な手取りの増減をしているのでしょうか? 調べてみると、 国は、増税状態を作って、増税のカモフラージュをしたかったのだと言うことが見えてきます。 . . . 本文を読む

予算議会を終えて このまま「『賃金を自分で決められない労働者』でしか生きられない社会」にして良いか

2024年03月26日 | ●日々のできごと
令和6年(2024年)度予算の議会が終わりました。今の政治が解決すべき問題を、また、新たな観点から、区民のみなさまに問題提起できたのではないかと思います。 . . . 本文を読む

6月16日(金)大田区議会第二回定例会で「労働人口減少、少子高齢化、税収減時代でも、なお増える大田区の公共施設整備の課題」について取り上げます

2023年06月10日 | ●日々のできごと
6月16日(金)大田区議会第二回定例会で「人口減少、労働人口減少、少子高齢化、税収減時代でも、なお増える大田区の公共施設整備の課題」について取り上げます。とても大切な問題だと思います。労働人口が減って、少子化で新しい世代が減ってきていて、高齢化し、産業構造も変わって、経済的にも右肩上がりが期待できない社会を予測しています。そうなると、普通に考えれば、税収が減りますから、今と同じ税金の使い方ではダメだと思いますし、どこを減らすか、増やすか、使い方、社会の在り方をみんなで考えなければならないと思います。ところが、国も大田区も考えていない(のではないか?)ということに気づきました。私は、危機感を持って発言し、区民のみなさんに、訴えてきたのですが、財務省に聞いても、内閣府に聞いても、総務省に聞いても、実態把握や検証、将来予測を示すことができません。今ある公共施設を「大切だから」と言う理由で、建替えていくだけで大丈夫でしょうか。質問して、公共施設整備計画の実態を明らかにしたいと思います。 . . . 本文を読む

大田区の土地を長期間貸し出すこと

2023年03月30日 | ●日々のできごと
公の土地は足りているのでしょうか?足りないのでしょうか?特別養護老人ホームや保育園の整備が進まないのは、適当な土地がなかなか無いからだと大田区は言っています。買いたくても高いし、そもそも、売りに出される土地が無いというのです。実際、そうした状況に合わせて保育園は、園庭が無くても作れるように「規制緩和」されましたが、その前は、園庭のある保育園をつくれる土地を確保して保育園を整備していました。区民一人当たりの公園面積も足りていません。特別養護老人ホームも、土地が無いから、整備できないと言います。ここまで見ていると大田区の土地は足りていないように感じます。もちろん、どんな土地でも良いわけではありませんから、必要な条件を満たしている必要があると思います。 . . . 本文を読む

お台場という地名の由来に想う、維新前の危機感と今

2022年12月28日 | ●日々のできごと
読売新聞の2022年12月26日の記事「お台場」なぜ3区にまたがっている?の記事を非常に興味深く読みました。 ペリー率いる巨大な軍艦「黒船」来航し、日本に開港を迫ったとき、慌てた幕府が取り掛かったのが、海防の強化だったそうです。 海を埋め立て砲台を設けたのが、今のお台場のあたりで、8基の台場が作られ、そこを将軍を示す「御」をつけて「御台場」と呼んだのだそうです。 . . . 本文を読む

法で秩序は作れるか、秩序はどう作られるのか、秩序が失われるとどうなるか 規制緩和や民営化など構造改革で失われた日本の秩序

2021年11月07日 | ●日々のできごと
秩序は何により作られるのでしょう。   規制緩和により、法による規制が取り払われ、秩序が失われてきました。 では、法で秩序を取り戻せるかと言えば、法は守るべき最低限しか示すことができません。 機械的に何かを守ることが秩序ではなく、自然や風土と人間の関係のなか、時々に変わるものではないかと思います。   法で秩序は作れないのです。作ろうと思えば、その瞬間瞬間に、その人 . . . 本文を読む

葛飾区議会議員選挙

2021年11月05日 | ●日々のできごと
葛飾区議会議員選挙、みずま雪絵さんを応援しています。都市計画の勉強会をしている仲間でもあり、羽田飛行ルート変更の問題にともに取り組む仲間でもあります。葛飾区の方はぜひ応援お願いします。お知り合いのいらっしゃる方は、ご紹介くださいね。 . . . 本文を読む

なぜ、政治家は「誤解をまねく言葉」を使い、国民は「勘違い」してしまうのか 

2021年10月07日 | ●日々のできごと
首相が変わったら、日本が変わると期待していた方がいて、驚きました。なぜかと聞いたら、所信表明の「報道」にそう感じたからのようでした。実際、所信表明を読んでみると、「勘違い」してしまう表現も多く、マスコミもその通りに「勘違い」した報道をしているようです。岸田首相に代わり、あたかも自民党政権が新自由主義から脱却するかのように感じている方もいらっしゃいますが、岸田首相は、現行法を変えるとは一言も言っていません。これまでの構造改革は、「批判的な表現」をしているものの、そのまま引き継ぐのですから、現状は何一つ変わりません。新自由主義へと大きくかじを取った2000年前後からの構造改革で、日本は、変わってしまっていますが、。しかも、その構造改革も仕上げの段階で、このままの社会保障制度や国民主権、基本的人権を保障した憲法を残せば、矛盾は内包できないほどに大きくなるでしょう。だから、「勤労者皆保険」と名付けていますが、これはベーシックインカムにほかなりませんし、最後の仕上げとしての憲法改正が末尾に出てきているのだと思います。所信表明をここまで詳細に読み込んだことは初めてですが、それだけ、日本の方向性を示す、重要な言葉だと思います。気になる部分を赤太字で示し、コメントを黒で書きました。一緒に考えていきたいと思います。 . . . 本文を読む

プロモーション戦略と政治 私の声や行動は、ホントに私が言いたいこと?したいこと?

2020年07月31日 | ●日々のできごと
アンケートの自由記述をまとめていて、日ごろみているネットやテレビ・新聞とは全く違った見方、感じ方をしている人たちがいることに気づきました。            また、多くの意見が、マスコミの使う言葉で語られていることが多いことがわかりました。   一方で、この間のコロナで、起きている問題の多くが、実は、マスコミが繰り返し発していることが、いつの間にか、国民の世論になっている構図だという事も見えてきています。    これは、実は非常に怖いことだと思います。    最初に発した声は誰の声だったのか、多くの声の中から、ある声だけが繰り返し発せられるのは何故なのか、ネットやテレビや新聞で、専門家と言われている人たちを「専門家」にしているのは誰なのか、 これらの多くが、実は、国民からというより、お金や組織・団体に関わっているのではないか、という事に気づかされます。 . . . 本文を読む

「由(よ)らしむべく、之を知らしむべからず」と日本の政治

2020年05月20日 | ●日々のできごと
あらためて、「由(よ)らしむべし、之を知らしむべからず」の意味を探していたら、高橋源一郎さんの『一億三千万人のための「論語」教室』をみつけました。・・・・・【子曰く、民は之(これ)に由(よ)らしむべく、之を知らしむべからず。】「いいですか、よく覚えておいてください。政治は、民衆を熱狂させ、支持させることはできます。だが、できるのは、ただそれだけです。決して、民衆に、それがほんとうはどのようなものなのか、なにが起こっているのか、その本質はなんなのかを理解させることだけはできないのです。ほんとうは、そのすべては民衆のためのものであるはずなのに。悲しいことですが」 (これはよく知られた名言。その通り、というしかないですね)・・・・( )内の高橋源一郎さんのコメントまで含めて、まさに、その通り、というしかないです。悲しいですけど。  ただ、自治体議員をしていて思うのは、日本の政治の現場では、最初から「ほんとうはどのようなものなのか、なにが起こっているのか、その本質はなんなのかを」理解させようとしていない、のだと感じます。「民衆を熱狂させ、支持させ」れば良い。支持させるために、美辞麗句を並べ、肝心なことをわかりにくく説明し、見えにくい場所で公表して伝えたことにして、順番を変えて制度を変えるので本当の変化が伝わらない、、、、最近では、誤解するような手の込んだキャンペーンと思しき現象まで出現するようになりました。 . . . 本文を読む