議員になって数年がたったころ、役人の方から、言っていることは10年早いと言われたことがあります。法令が変わっても、その日から社会ががらりと変わるわけではありません。少しずつ、変わり始め、気づくと社会ががらりと変わっている。 議員として提案された法律や条例や方針や計画をみれば、それが及ぼす影響が見えてきますから、警鐘を鳴らします。 時がたち、影響が出てくれば、言っていることの意味がわかるかもしれません。 . . . 本文を読む
区民にも議会にも知らされず、事業者が大田区のお仕事ができるのが「包括協定」の効果なら、議会制民主主義の外側で意思決定できる「国家戦略特区以外の新たな仕組み」を大田区は見つけたことになります。 . . . 本文を読む
7月末から8月初旬にかけての、3度目のソウル市調査に行きました。ソウル市は記録的な猛暑で、気温が過去最高の39度になった日もあり、内容の熱さと共に、忘れられない調査になりました。
現在、調査メンバーで調査報告書を作成中ですが、その中で担当した「ソウル社会的経済支援センター」の調査レポートと感想を一足先に公表します。
調査報告に際し、条例などについて、ご一緒した丸山茂樹先生のご著書、「共生と共歓の世界を創る ─グローバルな社会的連帯経済をめざして」を参考にさせていただきました。 . . . 本文を読む
セブン&アイ・ホールディングス(4社)と大田区が公民連携という名目で、包括契約しました。内容も抽象的で、大田区民のメリットがどこにあるのか読み取れません。情報公開請求して、協定書を入手しましたので、読んでわかったら教えてください。大田区に説明求めたら、説明する前に奈須には「理解してもらえないと思う」と言われてしまいました。奈須は私益になることには反対の立場ですが… . . . 本文を読む
大田区で起きていることが、岸本聡子さんの講演「世界の公共サービスで起きていること」内田聖子さんの「国家間の自由貿易協定の現状」との関係の中で、資本家の利益のために社会のシステムがかわり、私たちが働いて生みだす富や収める税金が資本家に流れる様子がみえてきます。参加できなかった方は動画でご覧ください。 . . . 本文を読む
今年の4月に、国連人権理事会・表現の自由に関する特別報告者のデビッド・ケイ氏が来日しました。その実現に尽力した一人が藤田早苗さんで、大田区大森に講演においでいただきました。その藤田早苗さんが、日本の若者に向け、約10,000字のメッセージを情報誌『TRIDE magazine vol.02』に寄稿しました。藤田早苗さんから、ご案内いただきましたので、ご紹介させていただきます。 . . . 本文を読む
唐突に議会質問が行われたと思ったら、パブリックコメント募集。26年度予算案には、条例も可決していないのに、(仮称)「客引き客待ち条例」の予算がついています。、「(仮称)大田区公共の場所における客引き客待ち行為等の防止に関する条例」(案)のパブリックコメントにみる気になる部分について。 . . . 本文を読む
TPPや特区の問題で一緒に活動している「TPP反対弁護士ネットワーク」岩月浩二弁護士より、秘密保護法の問題点について「グローバル企業による国家経営という法的仕組み」が埋め込まれているとご連絡いただきました。 . . . 本文を読む
規制緩和における抵抗勢力に対し、内閣総理大臣のリーダーシップで規制緩和を実験的に「特区」進めて、経済を活性化させようというのが「国家戦略特区」のうたい文句である。政府が同時にどんなことを進めようとしているかと言えば、「秘密保全法」によって、国と国民の安全を守るために、国が「特定秘密」を指定して、情報について、誰が知ったり調べたりして良いか決めると言っている。この二つは、経済と情報の問題なので、一見関係ないように見えるけれど、ちょっと視点をかえみると実は同じことが起きようとしているのがわかる。規制は国民生活を守るためで、知る権利は国民が持つ憲法に保障されている権利だ。ところが、これら二つの法律により、私たち国民が、今、持っている、「規制により守られてきた権利」や「政府の情報を知る権利」が失われようとしている。 . . . 本文を読む
大きな応援をいただいた、都議会議員選挙でしたが、力およばず、結果を出せませんでした。15,040人のみなさまの、熱い思いを無駄にすることなく、今後も、これまでどおり、私の持っております知見を、みなさまのために使っていただけるために、何をすべきか、考えたいと思います。 . . . 本文を読む
2009年の統一地方選挙により、みなさまからいただきました貴重な議席ですが、昨日づけて「議員辞職願」を提出いたしました。都政を変えることこそが、今の日本の課題でもあると思い、都政に挑戦する決意をしました。区議会議員として、一所懸命にこの10年努めてまいりましたが、区政を変えるだけでは、私たちの暮らしは変わりません。 . . . 本文を読む