エゾベニヒラタムシ Cucujus opacus (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~11月
※ 体長は約11㎜~17㎜前後のヒラタムシ科ヒラタムシ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数はやや少ない。
成虫は日中に倒木や伐採木、樹皮下などで見られる。
体へ扁平で、頭部・胸部は光沢のある黒色、上翅は光沢のないくすんだ紅色をした綺麗な甲虫。
幼虫・成虫ともに樹皮下などに潜む昆虫類の幼虫などを捕食していて、成虫で越冬する。
北海道では平地~山地まで見られるが本州以南では比較的高地で見られるそうです。
近似種のベニヒラタムシと言うのがいるが区別は以下の通り。
ベニヒラタムシ・・・上翅には光沢がある、前胸背板側縁は弧状で中央付近が最大幅となる、触角の第3節は第2節の2倍よりも長い。
エゾベニヒラタムシ・・・上翅には光沢がない、前胸背板側縁は後方に向かい細まる、触角第3節は第2節の2倍よりも短い。
2010年10月 北海道 山地の衰弱木で見つけたエゾベニヒラタムシ
2011年5月 北海道 フキの葉の上で休んでいる個体
2012年5月 北海道 山地の林道にいたエゾベニヒラタムシ、アリの大きさと比較すると大きさがわかりやすい
2012年11月 北海道 山地の壁に張り付いてエゾベニヒラタムシ
2013年10月 北海道 山地の鉄塔にいたエゾベニヒラタムシ
2015年5月 北海道 市内広葉樹の倒木にて
2019年5月 北海道 山地で採集したエゾベニヒラタムシ
2022年5月 北海道 杉の伐採木で見られた
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