
オオキベリアオゴミムシ Epomis nigricans
[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫・カエルなど
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約19㎜~22㎜前後のオサムシ科アオゴミムシ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、平地~山地の河川敷・農耕地や水田など、湿った草原に生息し個体数はやや少ない。
日中は石の隙間や落ち葉下などに隠れており、夜に地表を徘徊し他の生き物を捕食する、また夜間灯火にも良く集まる。
成虫越冬の為一年を通して見る事が出来るが、冬は朽木内や土中で集団で越冬する。
上翅は黒緑色で光の当たり具合によっては赤紫色に輝く非常に美しい色をしている。
また側縁は幅広く黄色で縁取られ、脚も黄色い。
成虫は主に夜に活動し、地表を徘徊しながらの他の小昆虫やミミズなどを捕食し生活している。
幼虫はオタマジャクシやカエルに噛みつき体液を吸って暮らす独特の生態をしている。
近似種のコキベリアオゴミムシ(北海道には分布していない)に似るが翅の色や大きさで区別する事が出来る。
他のオサムシ類同様外敵に襲われると、腹部から臭いをだす。
漢字で書くと「大黄縁青芥虫」。

オオキベリアオゴミムシ
夜間灯火元に現れたオオキベリアオゴミムシ

オオキベリアオゴミムシ
沖縄県で撮影したオオキベリアオゴミムシ

オオキベリアオゴミムシの標本
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