ムモンアカシジミ Shirozua jonasi ♂♀
2011年8月 北海道
分布[北海道・本州] 時期[7-9月] 開張[35-40㎜]
ホスト[ミズナラなどの葉・アブラムシ、カイガラムシ]
※ 幼虫はアリと共生する。
写真の個体は2011.8.10 に交尾中のムモンアカシジミを撮影。
zephyrus(ゼフィルス)・・・シジミチョウ科に属する樹上性のミドリシジミを中心としたグループの愛称。ギリシャ神話の[西風の精ゼフィロス]が語源となる。
ゼフィルスの♂は金緑色~銀青色に輝く美しい翅をもつものが多い。
日本産[全25種]・北海道産[全20種]が生息し、蝶愛好家に絶大な人気を誇る表翅の美しい、zephyrus(ゼフィルス)シリーズの一種。
成虫は平地~山地の広葉樹林で見られ、年1回発生する。活動時間は午後から夕刻にかけて活発になる。
産地はかなり局地的で個体数は少ない。条件の良い好みの樹を見つけて産卵する為あまり付近から離れる事が少ない。
幼虫はゼフィルスの仲間の中では唯一半肉食性で、餌はアブラムシやカイガラムシ類の分泌物とミズナラなどの葉を食べて成長する。
中齢以降はアブラムシやカイガラムシを捕食することが多い。
卵はクサアリ類の通り道(蟻道)に産まれる事が多い為、恐らく蟻の出すフェロモンに誘因されているものと思える。
孵化時にはアリが触角で卵を叩くなど、アリとの関係が特に密接で不思議な生態に興味が湧く。
表翅は濃いオレンジ色で、裏翅は黄褐色地に茶褐色の縦の模様が特徴的です。
2011年8月 北海道 ムモンアカシジミ
採卵ワンポイントアドバイス
[最も難関の種類で、なかなか見つけ難いが毎年同じ樹で繰り返し発生する為、一度見つけると毎年見られるケースも多い。
大きなミズナラでアブラムシが発生し、クロクサアリなどが通る幹の窪みや樹皮の割れ目に一卵ずつ産み付けられる事が多い]
【成長過程】
[卵]1卵 [卵]1卵 [卵]2卵 [幼虫とアリ] [アブラムシ類の卵]
※ 画像をクリックすると拡大致します。
【北海道産 ゼフ卵シリーズ全20種完全網羅】
アイノミドリシジミ ウスイロオナガシジミ ウラキンシジミ ウラクロシジミ ウラゴマダラシジミ
[ミズナラ・コナラ] [ミズナラ・カシワ] [アオダモ] [マンサク] [イボタ]
ウラジロミドリシジミ ウラナミアカシジミ ウラミスジシジミ エゾミドリシジミ オオミドリシジミ
[カシワ] [コナラ] [カシワ・ミズナラ] [ミズナラ] [ミズナラ]
オナガシジミ キタアカシジミ アカシジミ ムモンアカシジミ ジョウザンミドリシジミ
[オニグルミ] [カシワ] [ミズナラ・コナラ] [樹木とアブラムシ] [ミズナラ]
ハヤシミドリシジミ ミズイロオナガシジミ フジミドリシジミ メスアカミドリシジミ ミドリシジミ
[カシワ] [ミズナラ・カシワ] [ブナ] [サクラ] [ハンノキ類]
※ 画像をクリックすると拡大致します。
※ 名前をクリックすると詳細表示致します。
■ いつもご訪問有り難うございます、明日もどうぞ宜しくお願い致します
宜しければ2種類の [昆虫マーク] をクリックして応援お願い致します ☆☆☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪
にほんブログ村
(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも [こんちゅう探偵団] 宜しくお願い致します♪♪♪
だんちょーーーのっ
お・も・て・な・し
そして、
お・す・そ・わ・け
北海道の幸もとむっ
こちらでは中々見られないですよ。
意外とでかいですよね。。。
でも大体は色あせたのばかりです。
何とも言えない色合いがいいですよね
来期なんとかなりませんか?
来期なんとかなりませんか?
なんせこいつは蟻がいないと幼虫飼育も出来ない
困難種ですから
(^o^)
それでは来年のこの時間までごきげんよう~
(^o^)
おーもーてーなーしー
なーしー
無しwwwww
ゼフィルスのゼフ卵探索でもっとも最難関の種類でございます!
ポイントを押さえているんで毎年見れてますが飼育はかなり厳しいんで野外観察が主になります、来年は是非蛹を撮影したいところです。
ぼくはいつも葉の上で見つける事が多いです。
個体数は少ないですから見つけるとワクワクしちゃうゼフィルスですね((o(^-^)o))