(1)日本と中国、韓国は領有権問題に歴史認識問題を抱えて、それぞれの国家指導者が交代したにもかかわらずこれまで一度も首脳会談が開催されていない。
経済成長の著しいアジアをけん引する日本と中国、韓国が対立する構図は、アジアの安定、成長には不利益なだけだ。
これに憂慮したのか、国連の潘基文事務総長(UN secretary general)が出身国の韓国訪問中に言及した。国連の世界平和、安定の役割、中立的立場から3か国に話し合い、理解、協力、解決の働きかけをするものと思われたが、韓国外務省での記者会見で出たのは「日本」に対する一方的な責任と反省、問題解決への注文(報道)であった。
(2)一方の当事国での会見場所という設定も悪かったし、しかも潘事務総長の出身国の韓国での日本と韓国が対立する竹島領有権問題と歴史認識問題について、日本に対してひときわ強硬な対決政治姿勢を一貫して示してきた朴クネ大統領の肩を持つ(take sides)かのような国連事務総長の強い発言〔日本政府と政治指導者は非常に深く自らを省みて国際的な未来を見通すビジョンが必要だ(報道)〕には驚かされるとともに、折角の韓国被害当事国の外交問題の正当性本質論とは別のとらえどころのない違和感を覚えるものだった。
(3)理由の如何によらずとも、旧日本軍がかって侵攻して植民地支配をしたアジア、韓国への被害責任は一義的には日本にあることは必然のことだ。
国連事務総長に言われて仕方のないところもあるが、その歴史認識問題の解決方法論で双方の見解、認識に埋めがたいミゾがある外交問題では、双方当事国同士の話し合い解決が求められる唯一の解決論で、その機会、環境整備が国連の役割でもある。
日本の歴史認識問題で賠償責任対応も含めて双方の見解、認識に外交対立がある問題について、両国に解決に向けた対話、理解を求める努力、機会を提供する環境整備をするのが国連の役割、立場だ。
(4)それを一方的に当事国の一方ばかりを非難するのは国連の役割、立場を逸脱したものだ。まして潘事務総長の出身国、一方の当事国韓国訪問中であったことが事態をさらに曲解(misleading)、複雑にしただけだ。
これでは折角の歴史認識問題の被害国韓国の立場を擁護どころか引き倒しかねない、不信感を持たせることになりかねない国連事務総長の配慮の欠いた発言であった。
(5)国連はシリア、エジプト、中東での国内紛争での市民に対する非人道的攻撃に対して解決、救済に向けた影響力を発揮できずにいる。
潘事務総長は国連の役割、立場に誤解があるのではないのか。
経済成長の著しいアジアをけん引する日本と中国、韓国が対立する構図は、アジアの安定、成長には不利益なだけだ。
これに憂慮したのか、国連の潘基文事務総長(UN secretary general)が出身国の韓国訪問中に言及した。国連の世界平和、安定の役割、中立的立場から3か国に話し合い、理解、協力、解決の働きかけをするものと思われたが、韓国外務省での記者会見で出たのは「日本」に対する一方的な責任と反省、問題解決への注文(報道)であった。
(2)一方の当事国での会見場所という設定も悪かったし、しかも潘事務総長の出身国の韓国での日本と韓国が対立する竹島領有権問題と歴史認識問題について、日本に対してひときわ強硬な対決政治姿勢を一貫して示してきた朴クネ大統領の肩を持つ(take sides)かのような国連事務総長の強い発言〔日本政府と政治指導者は非常に深く自らを省みて国際的な未来を見通すビジョンが必要だ(報道)〕には驚かされるとともに、折角の韓国被害当事国の外交問題の正当性本質論とは別のとらえどころのない違和感を覚えるものだった。
(3)理由の如何によらずとも、旧日本軍がかって侵攻して植民地支配をしたアジア、韓国への被害責任は一義的には日本にあることは必然のことだ。
国連事務総長に言われて仕方のないところもあるが、その歴史認識問題の解決方法論で双方の見解、認識に埋めがたいミゾがある外交問題では、双方当事国同士の話し合い解決が求められる唯一の解決論で、その機会、環境整備が国連の役割でもある。
日本の歴史認識問題で賠償責任対応も含めて双方の見解、認識に外交対立がある問題について、両国に解決に向けた対話、理解を求める努力、機会を提供する環境整備をするのが国連の役割、立場だ。
(4)それを一方的に当事国の一方ばかりを非難するのは国連の役割、立場を逸脱したものだ。まして潘事務総長の出身国、一方の当事国韓国訪問中であったことが事態をさらに曲解(misleading)、複雑にしただけだ。
これでは折角の歴史認識問題の被害国韓国の立場を擁護どころか引き倒しかねない、不信感を持たせることになりかねない国連事務総長の配慮の欠いた発言であった。
(5)国連はシリア、エジプト、中東での国内紛争での市民に対する非人道的攻撃に対して解決、救済に向けた影響力を発揮できずにいる。
潘事務総長は国連の役割、立場に誤解があるのではないのか。