(1)民進党が選挙の顔として期待して選出した蓮舫代表だが、代表になって初めての国会審議に臨んでいるが存在感を示せていない。
この間、安倍政権、与党自民党がやってきたのはトランプ米次期大統領が承認に反対を表明して実現の見込みがないTPP審議であり、審議時間6時間で衆院内閣委員会で可決したカジノ法案であり、それぞれの主張が平行線のまま言ってもわからないと年金改革法案を強行成立するという拙速で展望のない国会審議対応なのに、安倍内閣支持率は50%近くを維持して安定高止まりであり、比較民進党の支持率は10%を行ったり来たりの低空飛行のままだ。
(2)蓮舫代表は就任にあたって反対のための反対ではなく、「対案型」の政治方式を目指すと言ったが、安倍政権、与党自民党がやってきたのは民進党の出方を見越したかのようにロクに審議もせずに対案の出す間もない中で、数の力で法案強行成立をくり返して結局蓮舫民進党は採決を欠席する戦術に終始させられて、反対のための反対に追い込められていた。
変な言い方だが、安倍政権、与党自民党は手練手管のクロウト(pro)政治であり、これにかき回されて蓮舫民進党はシロウト(amateur)政治群という印象だけが残った。
(3)こんな政治、国会が国民の期待したものではないはずだが、野党のあまりの体(てい)たらく、力不足でその反動としての安倍内閣の比較安定した支持率となって国会審議でも軽くあしらわれているものだ。
蓮舫代表と党との関係もしっくりいっていない印象だ。選挙の顔として期待されながら党の支持団体の連合が推す候補者と対決する別の候補者を蓮舫代表自ら応援に行き、今度は応援要請を受けながら自粛するという党内連携も十分ではなく、機能していない様子が伺える。
(4)衆院内閣委員会の審議6時間で可決させ参院に送られたカジノ法案では蓮舫代表が「公聴会も必要だ」(報道)と述べたが、民進党参院国対委員長は記者会見で「代表は何を言ってもいいが、実際に戦略を考えて行動して責任を取るのは私だ」(同)とこれではどちらが代表なのかと耳を疑う言動も出て、同じ参議員の蓮舫代表の疎外感が強くにじむもので政党として「体」をなしていない。
また蓮舫代表がカジノ法案を「廃案に追い込んでもらいたい」(人ごとのようにも聞こえるが)と述べたのに対して、参院民進党は「徹底抗戦」ではなく与党自民党と合意の上で一部修正して可決して衆院側に再協議のため送り返すという選択だった。
(5)単なる表には出ない蓮舫代表と党執行部との連携不足、反目、内部対立ではない、法案審議での双方の方針、対応の違いがはっきりと衆目のものとなっており、すでに蓮舫代表が主導性をもっていない飾りものの危惧感さえある。
すっかり安倍政権、与党自民党の手練手管に出端(ではな)をくじかれて圧倒された「対案型」国会対応のはずの蓮舫民進党だが、これではいけない。
(6)ただでさえ支持率低迷の中で、結束、団結して安倍政権、与党自民党に対峙すべきところが、蓮舫代表と党執行部がバラバラでは今後の政治の行方が気がかりだ。
すでに安倍内閣、政権はロクな審議もせずに主張することは主張してあとは数の力で法案を可決するという野党、国民をなめきった手法があまりに露骨だ。
この間、安倍政権、与党自民党がやってきたのはトランプ米次期大統領が承認に反対を表明して実現の見込みがないTPP審議であり、審議時間6時間で衆院内閣委員会で可決したカジノ法案であり、それぞれの主張が平行線のまま言ってもわからないと年金改革法案を強行成立するという拙速で展望のない国会審議対応なのに、安倍内閣支持率は50%近くを維持して安定高止まりであり、比較民進党の支持率は10%を行ったり来たりの低空飛行のままだ。
(2)蓮舫代表は就任にあたって反対のための反対ではなく、「対案型」の政治方式を目指すと言ったが、安倍政権、与党自民党がやってきたのは民進党の出方を見越したかのようにロクに審議もせずに対案の出す間もない中で、数の力で法案強行成立をくり返して結局蓮舫民進党は採決を欠席する戦術に終始させられて、反対のための反対に追い込められていた。
変な言い方だが、安倍政権、与党自民党は手練手管のクロウト(pro)政治であり、これにかき回されて蓮舫民進党はシロウト(amateur)政治群という印象だけが残った。
(3)こんな政治、国会が国民の期待したものではないはずだが、野党のあまりの体(てい)たらく、力不足でその反動としての安倍内閣の比較安定した支持率となって国会審議でも軽くあしらわれているものだ。
蓮舫代表と党との関係もしっくりいっていない印象だ。選挙の顔として期待されながら党の支持団体の連合が推す候補者と対決する別の候補者を蓮舫代表自ら応援に行き、今度は応援要請を受けながら自粛するという党内連携も十分ではなく、機能していない様子が伺える。
(4)衆院内閣委員会の審議6時間で可決させ参院に送られたカジノ法案では蓮舫代表が「公聴会も必要だ」(報道)と述べたが、民進党参院国対委員長は記者会見で「代表は何を言ってもいいが、実際に戦略を考えて行動して責任を取るのは私だ」(同)とこれではどちらが代表なのかと耳を疑う言動も出て、同じ参議員の蓮舫代表の疎外感が強くにじむもので政党として「体」をなしていない。
また蓮舫代表がカジノ法案を「廃案に追い込んでもらいたい」(人ごとのようにも聞こえるが)と述べたのに対して、参院民進党は「徹底抗戦」ではなく与党自民党と合意の上で一部修正して可決して衆院側に再協議のため送り返すという選択だった。
(5)単なる表には出ない蓮舫代表と党執行部との連携不足、反目、内部対立ではない、法案審議での双方の方針、対応の違いがはっきりと衆目のものとなっており、すでに蓮舫代表が主導性をもっていない飾りものの危惧感さえある。
すっかり安倍政権、与党自民党の手練手管に出端(ではな)をくじかれて圧倒された「対案型」国会対応のはずの蓮舫民進党だが、これではいけない。
(6)ただでさえ支持率低迷の中で、結束、団結して安倍政権、与党自民党に対峙すべきところが、蓮舫代表と党執行部がバラバラでは今後の政治の行方が気がかりだ。
すでに安倍内閣、政権はロクな審議もせずに主張することは主張してあとは数の力で法案を可決するという野党、国民をなめきった手法があまりに露骨だ。