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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

本当の女性の時代を目指して。 aim at real womanlike era

2017-07-28 19:56:30 | 日記
 (1)稲田防衛相が辞任を表明した昨日に民進党の蓮舫代表も相次いで辞任すると表明した。蓮舫代表の場合は期待にこたえられなかった点では稲田防衛相と同じだが、状況は異なる。

 安倍内閣は支持率が急落して20%台の危険水域に墜ち込んで、かねてから発言、存在感に疑念の多かった稲田防衛相は米国など同盟国との連携、中国、北朝鮮の東アジア軍事対峙対策など国防、防衛の要職という立場から交代は時間の問題となっており、さすがの安倍首相も政権のダメージが支持率で反映されたこともあり8月の内閣改造を待つことなく心おきなく稲田防衛相の事実上の更迭(報道)となった。

 (2)一方の蓮舫代表は自らの東京選挙区を対象とした都議選では支持を集めれずに、わずかの議席すら守れずにさらに減らして敗北、選挙の顔として期待されながらその期待にこたえられずに代表としては失格であった。

 しかし野党第一党といいながらわずか5%台の政党支持率では、今更選挙に負けるたびに代表を交代させていては政党の存在理由にかかわるゆゆしき事態なだけに、ここはガマンして党の衰退、敗北の責任をしっかり受け止めて党再生に向けて泥をかぶる覚悟が求められる党内外の事情がある。

 (3)実際、蓮舫代表は都議選敗北後に続投を表明していたが、党の外からは関心はなく党内からも距離を置く姿勢が目立ち、離党をほのめかす議員の発言も出て党分解状態が見られていた。

 自民党の議員からも「(蓮舫辞任が)なぜ、今なんだ」(報道)との驚きでとらえられてる。報道によると辞任を表明した野田幹事長の後任人事でも候補者から次々と断られたことがこれまでと蓮舫代表辞任に追い込まれたといわれている。

 (4)完全に党内人心を失った格好となってこちらも辞任に追い込まれたようだ。稲田防衛相と蓮舫代表も国会発言を聞いていると、問題の核心の捉え方が不足、下手で理詰めで系統だてて説明、追求することがほとんどできない政治家として「シロウト」の印象が強かった。

 「シロウト」は時として今流の既存、既成の政治、政党、政治家が嫌われる時代では新風を吹き込む要素ではあるが、それは確固たる理念、信念、信条、思想があってのことだ。

 (5)稲田防衛相も安倍首相に近い保守思想を持つといわれて安倍首相に重用されたといわれており、もっと理念、信条、思想を前面に出して政治的個性を主張することが賛否両面はあってもこんなに存在感が薄い防衛相では終わらなかったのではないのか。

 語ることが出来ないとすれば、そもそも問題外のことではあった。

 (6)女性の時代といわれて期待を向けられながら、稲田防衛相、蓮舫代表がともに期待を完全に裏切る形で辞任することは、安倍首相が持ち上げる女性活躍の社会などとは別に本当の女性参画、活躍の時代に向けて(aim at real womanlike era)のスタートとすべきことだ。

 人口比率が比較高い女性の社会参画は避けて通れない時代の要請だ。

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