いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

声なき声の、生物未来図。  circulating bio-blueprint

2010-03-13 19:40:40 | 日記
 生物多様性の原則から、生きているものはすべて相互に影響しあって生存、生息し
ている。
 人間も他生物の「命」を得て生きているから、また「そこ」へお返しもしなければならな
い。そういう循環型世界観(circulating conception of the world)、食文化の中では、
他生物から「命を得る」対象が完全に区別、保護されて聖域(sanctuary)となることはな
い。

 国、文化、歴史、自然、環境が違えば、食生活も食文化の価値観も正反対にも違うこと
(culture shock)は、東西南北の世界ゾーンを見れば一目瞭然。
 ひとつは、人間以外の生物の「気持ち」がわからないことと、生きているもの、生息する
ものの生命環境(bio-environment)の未来図(blueprint)を、理論的、時系列的に描いて
いるのかの問題。

 野菜、果物、花も含めて生物の「気持ち」がわからないからこそ、その未来図にも相互に
責任を持つ必要がある、生物多様性。
 クジラをはじめ海洋生物の生息衰退は、長年の捕獲中心の漁法で生命環境の未来図を
描いてこなかった、主導してこなかった捕鯨国、海洋国にも一因はある。

 地上の作物、植物は、収穫と耕作(隔年栽培とかの摂理)、種まき、水まき、光合成と循
環型環境サイクルの未来図(circulating bio-blueprint)が確立されて相互に影響しあう
生物多様性。
 地上の動物も、飼育による種族の保存と生物への「お返し」の循環型システムの未来図
も描かれてきた。

 海洋生物の保存については、領海、公海と多岐に往き来する生物の生態系の特殊性も
あり、一国の対応には限界もあり、国際的(globalization)な取組みが求められる。
 食文化の違いもあって、このグローバルな取組みが効果的に対応されてこなかった問題
としてのクジラ、クロマグロの捕獲規制にともなう国際緊張だ。

 グローバルな対応が求められる問題の、一国をターゲット(target)にしたいかなる攻撃
も問題外だが、大量消費国として、気候変動問題の環境対応のような国際機関でのイニ
シアチィブ(initiative)を、この問題でもとる努力も日本には求められる。

 養殖(cultivate farm)、バイオ生命工学の安全な生物生殖の先端技術開発の研究の
果実にも期待したい。
 少子化社会へ向かっても、グローバルに見れば食物過不足の地域間格差は大きく、
食物の恒久的で公平な安全確保の未来図が必要だ。

 人々を楽しませるエンターテイメント(entertainment)な動物の、飼育、調教に対しても、
人間のスタンスだけでない、本来自然がホームグラウンドの動物の「声なき声」に耳をかた
むける「思い」も必要だ。
 自然とのつながり、生物多様性の本質でもある。

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