いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

菅首相の施政方針カラ回り。 premier suga's policy runs idle

2021-01-19 20:23:45 | 日記
 (1)18日通常国会が召集されて菅首相の施政方針(the administrative policy)演説が行われた。冒頭、一貫して追い求めてきたのは国民の「安心」そして「希望」と述べて、新型コロナウイルス対策で国民の命と健康を守り抜くと述べた。

 昨年末からコロナ感染者が急増、爆発的に増えても、Go Toトラベルを見直さず続け、感染拡大がどうにも止まらなくなって死亡者も増えて、ようやく首都圏1都3県に緊急事態宣言を出してGo Toトラベル中止を決めて、その後五月雨式に7府県に同宣言を出すというチグハグ、後手後手の対応をして「国民の命と健康を守り抜く」もないし、国民の「安全」、「希望」もない。
 言葉と行動が分断している。コロナ感染拡大では病床数が足りずに自宅療養を強いられて亡くなる人もいる。

 (2)二、東日本大震災からの復興、災害対策。(施政方針ー以下同じ)復興をコロナに打ち勝った証しとして世界に印象づけるため発信する機会として今年7月東京五輪開催にこだわっているが、復興もコロナもそこまで行き着くことができているのか、できるのか、国民の理解とかけ離れて不安は大きい。

 (3)三、わが国の長年の課題に答えを。50年カーボンニュートラル、35年新車の電動車100%、グリーン社会の実現、デジタル改革などをあげているが、原発再稼働に頼る将来ベースロード電源と再生可能エネルギー開発の遅れはどう解消するのか答えはない。

 (4)四、地方への人の流れをつくる。東京一極集中是正で5か月連続で東京からの流出が続いていると胸を張るが、コロナ社会でのテレワーク、オンライン、ワーケーションの影響によるもので、政府政策推進として胸を張れるものではない。

 (5)五、少子化対策と社会保障の将来。六、外交安全保障と課題、問題はそのまま残り、七、おわりに。として当時梶山静六官房長官から、国民に負担をお願いする政策も必要になる。その必要性を国民に説明し、理解してもらわなければならないと言われたことを信条としていると紹介している。

 自責の念なのか、菅首相のコロナ対策での言葉足らず、説明不足、会見不足が批判されており、菅首相の言葉が国民に届いていないことが問題となっており、緊急事態宣言は出たわ、遅きに失して要請が徹底しないチグハグが目立ち、あの信条はどこへ行ったのか菅首相の政治家の言葉の軽さが身に染みる。

 (6)菅首相の施政方針演説からは理念、信条、政治哲学が見えずに、伝わってこずに、平たく言えばうすっぺらな作文を読むようで心に残らずに、初めての施政方針演説のコロナ、自粛、規制、経済停滞、国際社会分断、対立の大変な時代での切り開く意気込み、決意が伝わってこない。

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