いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

澱(よど)みと清流。 stagnation and clear stream

2020-04-20 20:03:14 | 日記
 (1)新型ウイルス感染流行拡大で安倍首相、政権の検事長(検察官)定年延長、桜を見る会疑惑、森友公文書偽造の職員自死メモの問題追及が中座しているが、検事長定年延長問題は安倍首相が信頼する検事長の定年を延長して検察トップの検事総長に据えようという思惑がらみとの政治的、意図的問題だ。

 安倍首相が信頼するというのは個人的に安倍首相に近い考えで、協力、支持、服従が高いことを意味して法改正もせずに口答了解で幹事長の定年を延長して検事総長に据えようという秩序無視の政治的思惑だ。

 (2)内閣官房の事務方トップの杉田官房副長官はよく名前の出る人で、こちらも安倍首相の信頼は厚く、新型ウイルス感染流行拡大の続く4月16日に在職日数が7年4か月(報道)で歴代2位となった。

 警察庁出身で危機管理の事務方の要(同)として官邸を支えているとのことだが、安倍首相の第2次政権と期間を同じくして支えてきた。新型ウイルス対策では安倍政権の危機管理が一定、一貫せずに後追い、独断が相次いで全国感染流行拡大を招いたといわれて、緊急経済対策の現金給付も一旦生活困難者、家庭限定の一律30万円と決めながら与党、公明党から当初大勢であった国民一人当たり10万円給付を要請されると30万円給付を取りやめて元の国民一人当たり10万円給付に変更することになり、補正予算の組み替えに追われる迷走ぶりだ。

 (3)政治的に安倍政権の危機管理の迷走ぶりで杉田官房副長官の危機管理能力がどう働いたのか疑問だが、これでは安倍首相の信頼は自身を取り巻く疑惑に対する「危機管理」対応ではないのかと考えさせられるものだ。

 安倍首相の長期政権、安倍一強時代に「長い」だけがいいことではないという、長期政権のおごり、歪み、油断、堕落が目に余る昨今の安倍首相、政権であるが、動かぬ水は濁る、澱む(stagnation)といわれて人事は流れて清流(clear stream)が維持できるように人材育成、一定の期間を経て人事交代して新しい血を注ぐことが必要といわれる。

 (4)安倍政権の人事の長期停滞、長期間仕えれば癒着、便宜、忖度を生み、公平、公正性を欠くことになり、おきて破りの検事長定年延長問題も同じく一定期間(法令)過ぎればあらたな人材、人事に移ることは組織活性化、新制化、成長には必然、必要だ。

 

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