MADさんのサイトを眺めていたら、色んな本に
ついて書かれたページの一番下にあの本を発見!
日高徹さんがZ80のマシン語の奥義を書き記した
あのZ80 マシン語秘伝の書。
そうですか。MADさんもお気に入りでしたか。
この本、単なるテクニック集というよりは、
ある意味、高級言語とマシン語、それぞれでプログラム
を組むときの「考え方の違い」が記されて
いるような気がします。
Z80用だからクセのあるレジスタに関わる
重箱の隅をつつく様なテクニックなんかも有るん
だけど、この本を読んで一番大きな収穫は、
マシン語の時の頭の使い方でしょうね。
アキュムレータだと使える命令が別のレジスタだと
使えない、みたいな時、命令の組合せでどう実現
するのかとか、その時どんな風に頭を使ったら
いいのか、とか頭の使い方をを鍛えてくれた
気がします。
高級言語とアセンブラって「言語」っていう
括りでは一緒なんだけど、多分根本的に
考え方が異なるんだよな…。その壁を
というか抵抗感というか、そういうものを
取っ払うきっかけになったような気がします。
最近は、この手の破天荒で意欲的な本って
見当たらないな。
まぁ、新たにマシン語覚えようってひとは
もはや少なくなってて、普通はやっぱ
java、ruby、PHPとかから入って
web用アプリって方向だろうからなぁ。
需要は少なそう。
でも組み込みだったら今でもアセンブリ言語で
バリバリ書くことも多いだろうから、マイコン
をターゲットにしたこの手の本が有っても
いいんじゃないかな?
PICやAVRならその手の本でもユーザー層は
そこそこいそうな気がするんだけど…
|