雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

治療費も 忘れちゃいけない 調べたら

2013-07-31 09:57:59 | 愛犬の病気と手作り食
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夫と再度、話し合いました。


とりあえず、効果が期待できない抗がん剤治療をするか否かを判断するために

風ちゃんに大変な思いをさせて、手術することは、見合わせることにしました。



癌だった場合、少しでも治療につながるとか、延命につながるとか


ただの曩胞だった場合でも、治療のメリットがあるのなら、


やるつもりでいましたが


腎細胞がんに効くとされる抗がん剤がない現状では


風ちゃんのカラダのリスクを考えると、やはりGOする気持ちには、なれませんでした。




リンパ腫などでは、抗がん剤がかなり効果的だとされていて、第一療法にあげられるみたいです。

このほか、乳腺がん、扁平上皮癌、移行上皮がん、骨肉種などでは、手術で摘出した後の再発・転移防止のために
抗がん剤が使われるそうです。

でも、腎細胞がんでは、やはり調べても「抗がん剤」を使用する話は出てきません。




最初は、手術に積極的だった夫も

「効かない可能性が高い抗がん剤にトライするんやったら、コメント欄に、だいモコさんが
書いてくださっているようにメシマコブとかアガリスク茸とかに、トライする方が副作用もなくてええんちゃうか?」って。


「効くか効かないかわからない、効いたらラッキーだという感じなら、抗がん剤もアガリスクもいっしょ」


「その他にも、調べたら、ハタケシメジとか、ゼノアックの犬猫用D‐フラクションプレミアムというマイタケ抽出エキスもあるらしい」と

風パパもいろいろ調べてくれているらしい。


どうも、きのこ類は、犬の癌にはいいらしく

私も手作り食の中に必ず、なんらかのきのこ類を入れています。




夫婦で話し合った結果は

動物病院では、インターフェロンやピロシキカムの投与を相談し、時期を見てはじめる。


そして、私たちは、今までどおり手づくり食を工夫し、癌に効くとされている食品なりを捜して、いろいろ取り入れる・・・。


ということになりました。


ちなみに最近の風ちゃんは、食欲バッチリで、朝晩ペロリと食べてくれます。





ただし、この方針は、まだ執行猶予中という感じで

ただ、自分たちの知識のいたらないことも多いので

いろいろ調べることは、欠かさないでおこうと思います。





ということで

人間のがんのサイトで、腎細胞がんを調べたら

「分子標的薬」のネクサバールという薬のことが載っていました。

この薬は、効く抗がん剤がないとされている人間の腎臓癌には、よく使用されているとのことです。


ただし、犬の腎細胞がんにはまだ使用報告がないとのこと。


そもそも、犬の癌と人間の癌では、多く見られる癌の箇所が違うようです。


人間に多いのが男性で、胃、肺、大腸、前立腺、肝臓。

女性で、乳房 、大腸、胃、肺、子宮

死亡率の高いがんは、肺、胃、大腸、肝臓、膵臓

ということで、臓器の部署がはっきりしています。


でも、犬の場合は、リンパ腫、乳腺腫瘍、血管肉腫、脂肪腫、骨肉種、皮がん、口腔のがん。

臓器そのものというよりかは、骨か、脂肪か、皮膚か、血液か、リンパかって、全身にかかわるものが多いんだそう。



どちらにしても、腎細胞がんは、人間でも犬でも珍しいがん。

っていうか、見つけにくい癌なんでしょうね。


だって、私も、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がんの検診は受けているけれど

腎臓がんの検診なんて受けたことがないんだもん。

それだけ、みつかりにい癌だということですね。








さて、さきほど書いた、人間の腎臓がんにも効くとされているネクサバール。


ただし、犬の腎細胞がんにはまだ使用報告がないと書きましたが


いろいろネットを検索したら、治療目的で犬に使用したのではなく、


動物実験段階では犬に使用したことがあるみたいで

「動物実験で成長段階の若齢イヌに骨及び歯への. 影響が報告されている」とか
「イヌにおいて精細管変性及び精巣上体の精子減少」などの文面が見受けられました。


さらに人間で投与した方の御身内のyahoo!知恵袋のQ&Aには、
「新薬(ネクサバール)の副作用で手や足がはれてしまい、日常生活がおくれません」
「ネクサバールはある意味抗がん剤ではありません。ネクサバールはがんの転移を抑え新生血管を作らなくさせる分子標的薬です。したがってネクサバールでがんを治療する事はできません。」


てなことが書いてあったりします。


また、がんのサイト(人間用)には、
「わすれてはいけない腎臓がんの治療費」書かれていました。

●摘出手術をする場合は約35万円程度

おおー、昨年の風ちゃんの時もそれぐらいやった。風の場合は、人間と費用がそれほど変わらないんだなーと思いました。

なので、もし今できている曩胞を生検のために切り出す手術をした場合も、多分これぐらいは、かかると覚悟していました。


そして摘出できない腎臓がん、転移が始まっている場合の治療として

●インターフェロンを利用したサイトカイン療法とだいたい20万円未満程度

●ネクサバールのような分子標的薬を利用した治療になると60万円~70万円が必要


となっていました。

人間の場合は、保健があるので、全額負担にはならないのでしょうが・・・・。



もしかしたら、想像なんですが

生検のために切り出す手術をして、癌だとわかった場合は、例はないけれど

風が実験台になり、分子標的薬を使ってみるという選択肢もあったかもしれません。


一般的な動物病院では、できないことですが、動物高度医療センターなので、そういう新薬も入手しているかも。

そうなると、手術とセットで100万円コースになっていたんでしょうね。


風ちゃんが治るための100万円なら、頑張れるけれど


風ちゃんが苦しむことになる100万円なら、辛すぎるよね。




ちなみにネクサバールの主な副作用(人間)

「肝機能障害、黄疸が現れることがあるので定期的な肝機能検査は必須です。また、リパーゼやアミラーゼの上昇、脱毛、下痢が認められることがあります。さらに、手足が腫れたり皮膚が乾燥してはがれたりする「手足症候群」が、約半数程度の患者に現れています。」

って、風ちゃんすでにリパーゼがめっちゃ高いのに・・・。


副作用で、風ちゃんが脱毛して、手足が腫れ、皮膚がポロポロになっても、いつもと同じように

笑顔になっている自信がない私。



もしも、そうなったら、実験台のようなその選択をした自分を責めるだろうな。


ということでやっぱり

手術して、分子標的薬という選択肢もないかな。


と思った私です。









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