「リアル・スティール」という映画をようやく見てきました。
2020年。人々はより強い刺激を求め、人間ではなく、ロボットにボクシングをさせるようになっていた。元プロボクサーのチャーリーもロボットを操る1人。だが大きな牛との戦いにおいて、隙を突かれて手持ちのロボットが破壊されてしまう。賭け金支払いから逃走しようとしたチャーリーだが、彼の元に弁護士が訪れる。10年前に彼が捨てた妻が亡くなり、現在11歳の子供の親権を問う裁判が行われるというのだ。
チャーリーは親権を妻の妹デブラに譲るつもりでいたが、チャーリーは親権を譲る代わりに、デブラたちが旅行する2ヶ月間、息子マックスを引き取るという駆け引きを、彼女の夫マーヴィンに持ちかけ、交渉成立。その金を元手に新たなロボット「ノイジーボーイ」を購入したチャーリー。
マックスは彼を非難しながらも、マックスはノイジーボーイに興味を示す。ゲームなどでロボットボクシングに親しんでいた彼は、ノイジーボーイの音声認識システムに技名を叫び、ロボットを起動させる。
その夜、チャーリーはノイジーボーイでミダスというロボットと戦うも、結果は散々。マックスからは前座との戦いにしておけば良かったと言われ、必要の無い物は捨てるのかと言われるチャーリー。その足で使えそうなパーツが無いか、スクラップ置き場を漁るチャーリーとマックス。その最中、マックスは崖から下に落ち、間一髪、埋まっていたロボットの腕に引っかかって事なきを得た。自力でそれを掘り起こし、運んできたマックス。そのロボットはスパークリング用に開発されたロボットであり、模倣機能もついていた。そしてマックスは、そのロボット「アトム」でボクシングに挑む事を決意し・・・
更なる刺激を求めて、人間によるボクシングから、機械によるボクシングへ。どれだけパーツが壊れようとも人体に影響は無く、むしろその派手さが観客を魅了する・・・ロボットボクシングというと、何となくガチャガチャ動かすあの玩具を思い出すのですがw
それはそれとして、自分自身もボクサーであり、今はロボットでボクシングを行う男・チャーリー。金のために息子を利用したり、無謀な賭けにも打って出る、息子を心配したかと思えば「1人で掘り起こせ」と突き放す・・・どこか頼りなく、金に目がくらんでしまいがちなチャーリー。しかしマックスと、そしてアトムと共にボクシングを挑む事で親子の絆や情熱を取り戻していく物語でした。
最初は息子に関しても厄介だと思っていたチャーリーですが、次第に父親らしい部分を見せていくのが良かったです。ロボットボクシングの良いパートナーから息子へ。不器用ながらも息子を守ろうとしたチャーリー。危険にさらすわけにはいかない。だが、彼の気持ちは息子といたいという風に変わっていったのでしょう。「大切な物は自分で守る」強大な相手だろうと、息子のために立ち向かっていく。その強さを父は見せてくれました。
模倣機能を持つロボット・アトムを掘り起こした事から、本格的にスタートするこの物語。模倣機能、という時点でチャーリーが動くのだろうなとは思っていましたが、最後の戦いは予想以上にカッコよかったです。リングの周りを駆け回り、相手に次々と拳を決めていくチャーリーがカッコよすぎる・・・!
息子マックスもまた、最初は自分を捨て、自分を叔母夫婦に売ったチャーリーと上手く行ってませんでしたが、アトムにボクシングを教えて欲しいと頼み、マックスたちは3人でロボットボクシングに挑む事に。マックスの天才的な技能による音声認識システムの組み込み、チャーリーの経験者ならではの適切な指示、そしてアトムのまるで心が宿っているかのような強い意思と根性。それらがかみ合って、次々に相手を倒していく様はとても良かったです。全試合、「そこだ!」とか、ついつい心の中で応援してしまいましたw特に最後の戦いは、マックス同様に焦ってしまいましたw
当初は勝利する度にアトムに何かしらのパーツや配色が加わっていくのかな、と思ってましたが、そんな事は無く。最後まで決して派手とはいえない、シンプルな外観。だがそれも良い。単に動きを模倣しているだけなのですが、まるでアトムが本当に意思を持ち、チャーリーたちの指示に応えているかのようでした。
高度なプログラムを積み込んだゼウスと、人間の意思と経験が反映されるアトム。実際にボクシングを行っているのはロボットたちですが、ある意味、機械と人間によるボクシングだったようにも思えます。
ただちょっと気になったのは、チャーリーと妻との関係。劇中でたびたびベイリーとの関係が描かれていたので、奥さんとはどうだったのかと感じてしまいました。素晴らしい人という台詞もありましたが、もう少し描写が欲しかったかなーと。
「リアル・スティール」。単なる鋼のロボット同士のぶつかりあいではなく、人間が宿ったかのようなボクシングを見せてくれた、素晴らしい映画でした。私もアトムのようなロボットが欲しい・・・!
年明けから良い映画が見られました。年末公開という事は気にするな(汗。次は「ゴーカイジャーVSギャバン」「ALWAYS3丁目の夕日'64」「バトルシップ」「シャーロック・ホームズ」を見に行く予定です。また格闘派ワトソンが見られるのか・・・
2020年。人々はより強い刺激を求め、人間ではなく、ロボットにボクシングをさせるようになっていた。元プロボクサーのチャーリーもロボットを操る1人。だが大きな牛との戦いにおいて、隙を突かれて手持ちのロボットが破壊されてしまう。賭け金支払いから逃走しようとしたチャーリーだが、彼の元に弁護士が訪れる。10年前に彼が捨てた妻が亡くなり、現在11歳の子供の親権を問う裁判が行われるというのだ。
チャーリーは親権を妻の妹デブラに譲るつもりでいたが、チャーリーは親権を譲る代わりに、デブラたちが旅行する2ヶ月間、息子マックスを引き取るという駆け引きを、彼女の夫マーヴィンに持ちかけ、交渉成立。その金を元手に新たなロボット「ノイジーボーイ」を購入したチャーリー。
マックスは彼を非難しながらも、マックスはノイジーボーイに興味を示す。ゲームなどでロボットボクシングに親しんでいた彼は、ノイジーボーイの音声認識システムに技名を叫び、ロボットを起動させる。
その夜、チャーリーはノイジーボーイでミダスというロボットと戦うも、結果は散々。マックスからは前座との戦いにしておけば良かったと言われ、必要の無い物は捨てるのかと言われるチャーリー。その足で使えそうなパーツが無いか、スクラップ置き場を漁るチャーリーとマックス。その最中、マックスは崖から下に落ち、間一髪、埋まっていたロボットの腕に引っかかって事なきを得た。自力でそれを掘り起こし、運んできたマックス。そのロボットはスパークリング用に開発されたロボットであり、模倣機能もついていた。そしてマックスは、そのロボット「アトム」でボクシングに挑む事を決意し・・・
更なる刺激を求めて、人間によるボクシングから、機械によるボクシングへ。どれだけパーツが壊れようとも人体に影響は無く、むしろその派手さが観客を魅了する・・・ロボットボクシングというと、何となくガチャガチャ動かすあの玩具を思い出すのですがw
それはそれとして、自分自身もボクサーであり、今はロボットでボクシングを行う男・チャーリー。金のために息子を利用したり、無謀な賭けにも打って出る、息子を心配したかと思えば「1人で掘り起こせ」と突き放す・・・どこか頼りなく、金に目がくらんでしまいがちなチャーリー。しかしマックスと、そしてアトムと共にボクシングを挑む事で親子の絆や情熱を取り戻していく物語でした。
最初は息子に関しても厄介だと思っていたチャーリーですが、次第に父親らしい部分を見せていくのが良かったです。ロボットボクシングの良いパートナーから息子へ。不器用ながらも息子を守ろうとしたチャーリー。危険にさらすわけにはいかない。だが、彼の気持ちは息子といたいという風に変わっていったのでしょう。「大切な物は自分で守る」強大な相手だろうと、息子のために立ち向かっていく。その強さを父は見せてくれました。
模倣機能を持つロボット・アトムを掘り起こした事から、本格的にスタートするこの物語。模倣機能、という時点でチャーリーが動くのだろうなとは思っていましたが、最後の戦いは予想以上にカッコよかったです。リングの周りを駆け回り、相手に次々と拳を決めていくチャーリーがカッコよすぎる・・・!
息子マックスもまた、最初は自分を捨て、自分を叔母夫婦に売ったチャーリーと上手く行ってませんでしたが、アトムにボクシングを教えて欲しいと頼み、マックスたちは3人でロボットボクシングに挑む事に。マックスの天才的な技能による音声認識システムの組み込み、チャーリーの経験者ならではの適切な指示、そしてアトムのまるで心が宿っているかのような強い意思と根性。それらがかみ合って、次々に相手を倒していく様はとても良かったです。全試合、「そこだ!」とか、ついつい心の中で応援してしまいましたw特に最後の戦いは、マックス同様に焦ってしまいましたw
当初は勝利する度にアトムに何かしらのパーツや配色が加わっていくのかな、と思ってましたが、そんな事は無く。最後まで決して派手とはいえない、シンプルな外観。だがそれも良い。単に動きを模倣しているだけなのですが、まるでアトムが本当に意思を持ち、チャーリーたちの指示に応えているかのようでした。
高度なプログラムを積み込んだゼウスと、人間の意思と経験が反映されるアトム。実際にボクシングを行っているのはロボットたちですが、ある意味、機械と人間によるボクシングだったようにも思えます。
ただちょっと気になったのは、チャーリーと妻との関係。劇中でたびたびベイリーとの関係が描かれていたので、奥さんとはどうだったのかと感じてしまいました。素晴らしい人という台詞もありましたが、もう少し描写が欲しかったかなーと。
「リアル・スティール」。単なる鋼のロボット同士のぶつかりあいではなく、人間が宿ったかのようなボクシングを見せてくれた、素晴らしい映画でした。私もアトムのようなロボットが欲しい・・・!
年明けから良い映画が見られました。年末公開という事は気にするな(汗。次は「ゴーカイジャーVSギャバン」「ALWAYS3丁目の夕日'64」「バトルシップ」「シャーロック・ホームズ」を見に行く予定です。また格闘派ワトソンが見られるのか・・・