二銭銅貨

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08国立劇場9月/奥州安達原/文楽

2008-10-10 | 歌舞伎・文楽
08国立劇場9月/奥州安達原/文楽

(第2部)

奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)

朱雀堤の段(しゅしゃかづつみ)
環の宮明御殿の段(たまきのみやあきごてん)

 かわいそうなのが袖萩。目がみえない母親で、けなげな娘が1人。三味線で稼いで育てている。実家の門に親の危急に駆けつけるも父親の爺さんは中に入れてくれない。つれない仕打ち。婆さんの浜夕もおろおろするばかり。三味線にのせて自分の身の上を語る姿が哀れ。実際の三味線の演奏にあわせて情熱的に演奏する。さびしい役どころながらエネルギッシュな印象の女性だった。袖萩が紋寿。浜夕が文雀。

道行千里の岩田帯(みちゆきちさとのいわたおび)

 ここは楽しい恋人どおしの道行きの踊り。明朗で美しい。生駒之助が清十郎、恋絹が和生。

一つ家の段(ひとつや)
谷底の段(たにそこ)

 出だし、柱にすがりつく旅人をむりやり引っぺがそうとする鬼ババアが、無理やりその腕を引きちぎってしまう場面がおかしい。旅人が真横になってババアに引っ張られてジタバタ、ジタバタ、とする。ちょっとブラックでコミカル。この陰惨な物語をコミカルにスタートさせる。豪快なバアさん、岩手が勘十郎。

08.09.25 国立劇場
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