ドン・パスクワーレ/MET10-11舞台撮影
作曲:ドニゼッティ
演出:オットー・シェンク
指揮:ジェームス・レバイン
出演:パスクワーレ:ジョン・デル・カルロ
ノリーナ:アンナ・ネトレプコ
エルネスト:マシュー・ポレンザーニ
マラテスタ:マリウーシュ・クヴィエチェン
ジョン・デル・カルロはよどみなく、セリフを言っているような歌い方。ポレンザーニは真面目一方の若者のベルカント。ネトレプコは太くて大きいソプラノでパワー全開。クヴィエチェンはMETのライブビューイングのルチアのお兄さん役だった人。その時もネトレプコとの共演。ルチアでは滅法怖い兄さんだったけれど、今回はちょとワルで、軽快で調子のいい男役。芝居が達者だ。
演出は歌手が舞台で動きっぱなしというものなので、歌手は歌と動きの大きい芝居を両立させなければならない。4人とも難なくこなして歌に崩れが無かった。
アリアには落ち着いて1人で歌う形式が少なく、重唱のものが多く、アンサンブルが難しそうだった。
パスクワーレが悪者扱いのドラマだけれど、案外、そのパスクワーレの方が可哀相に思えた。
10.12.04 東劇
作曲:ドニゼッティ
演出:オットー・シェンク
指揮:ジェームス・レバイン
出演:パスクワーレ:ジョン・デル・カルロ
ノリーナ:アンナ・ネトレプコ
エルネスト:マシュー・ポレンザーニ
マラテスタ:マリウーシュ・クヴィエチェン
ジョン・デル・カルロはよどみなく、セリフを言っているような歌い方。ポレンザーニは真面目一方の若者のベルカント。ネトレプコは太くて大きいソプラノでパワー全開。クヴィエチェンはMETのライブビューイングのルチアのお兄さん役だった人。その時もネトレプコとの共演。ルチアでは滅法怖い兄さんだったけれど、今回はちょとワルで、軽快で調子のいい男役。芝居が達者だ。
演出は歌手が舞台で動きっぱなしというものなので、歌手は歌と動きの大きい芝居を両立させなければならない。4人とも難なくこなして歌に崩れが無かった。
アリアには落ち着いて1人で歌う形式が少なく、重唱のものが多く、アンサンブルが難しそうだった。
パスクワーレが悪者扱いのドラマだけれど、案外、そのパスクワーレの方が可哀相に思えた。
10.12.04 東劇