二銭銅貨

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ラインの黄金/MET10-11舞台撮影

2010-11-20 | オペラ
ラインの黄金/MET10-11舞台撮影

作曲:ワーグナー
演出:ロベール・ルパージュ
指揮:ジェームズ・レヴァイン
出演:ヴォータン:ブリン・ターフェル
   フリッカ(妻):ステファニー・ブライズ
   ローゲ(火の神):リチャード・クロフト
   アルベルヒ(盗人):エリック・オーウェンズ
   フライア(娘):ウェンディ・ブリン・ハーマー

出だしの人魚の3人娘が面白い。水中バレエのような振り付けを空中でやり、なおかつこの3人は歌手で、宙吊りの後にすぐ歌い出す。引き続きアルベルヒとの会話や、強くて美しい三重奏が始まっていく。3人のうちの1人は「つばめ」に出ていたリゼット・オロペーサで、メイキング画像の中で宙吊りを怖がっていた。

ヴォータンのブリン・ターフェルは落ち着いて重厚、沈着な感じ。フリッカのステファニー・ブライズは安定した強いメゾ。ローゲのリチャード・クロフトは急坂をワイヤで吊られたまま、急坂に立った状態で何度も歌っていて、ご苦労さんだった。最後のカーテンコールではブーイングだったのかブラボーだったのか良く分からなかったけれど、オーっと大歓声が上がっていた。アルベルヒのエリック・オーウェンズは、卑屈だけど人間的な下積みのナニクソな感じが良く出ていて良かった。歌も強くて大きかった。

美術は多数の板を回転して様々な局面を生成せきるようにしたもので、これを床や壁にするという斬新なアイディアのものだった。

音量が大きすぎたのか音が若干ワレ気味だったような気がした。

10.11.06 東劇

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