Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

良い演奏を楽しみたいが「録音」の違いに閉口する

2023年08月11日 | ピュアオーディオ

毎日「音楽部屋」に通ってオリンパスシステムで音楽を楽しんでいる。FM放送の「クラシックカフェ」がメインソースですが、「録音の違い」によって大きく音楽性が変わって来るのを実感している。
この50年、「録音技術」も「ソース類」も目覚ましく変化して来た。ステレオとして録音技術が確立したのが1962年頃だと言われています。当時は2トラ38等による「マスターテープ」方式で、「ミキシング」なる作業が増えています。例としてブルーノ・ワルター/コロンビア響やジョージ・セル/クリーブランド響のレコード辺りからステレオ録音が完成の域に来ている事が分かる。


ソースも50年前は、SP→LP(モノ)→LP(ステレオ)→LP(4ch)等に進化しましたが、1982年にCD(デジタル録音)の登場で、LPからCDに置換してしまいました。その後、DATやMDが出て来て、更にデジタル録音も更に進化を続け、ipodやiPhone、現在ではPCでの「ダウンロード」によってソース自体が、パッケージから無パッケージに変わって来てしまった。

オーディオ趣味は「音楽を楽しむ」事なので、自分が満足できる「音質」で有れば十分です。ただ自分の場合、「録音側」の「規格」を緩い規格化をして欲しいと思うのです。「録音」そのものが発展途上の技術ですので、完全な規格化をしてしまうと先の進化が無くなります。ただ、同じ1980年代の録音でも、「横に広がる録音」と、モノラル録音の様に「中央に固まる」ステレオ録音では、同じ曲でも印象が大きく変わって来る。

何処のオーケストラでも「生演奏」を聴けば「感動」します。それが「録音」で削がれるのは可哀想です。




何故JBLのユニットに拘るか?

2023年08月07日 | ピュアオーディオ

私はJBLのユニットに拘って使っています。理由は「優秀」だからです。例え20㎝のユニットでもJBLを使いたい。


1972~1975年当時は日本のオーディオ業界が高度成長時代で、1980年代後半まで続きました。当時はオーディオショップが沢山あって、各メーカーの同クラスのスピーカーを聴き比べ出来る様になっていた。その中で、国産メーカーのスピーカーを聴いた後で、JBLのスピーカーを聴くと「エネルギー感」が全く違うのでした。JBL#L-200スタジオマスターの音を聴いた時には本当にびっくりしました。「本当のシンバルが鳴っている様だ」と感心したものです。

海外メーカー製として、タンノイやALTEC等も聴きましたが、それぞれに良い所が有って、国産スピーカーからは出ない音が有る事を知りましたが、「JBLでクラシック」をあえて選びました。当時は「JBLでJAZZ」が一般的でしたが、「モニター的にどんな曲も聴きたい」と考えたからです。以後もJBLをメインユニットとして使って今日に至ります。

CDPやMD機は夏場は絶好調

2023年08月06日 | ピュアオーディオ

CDPは1980年代(もう40年前)、MD機は1990年代(もう30年前)の機器が多い。以前MD機を10数台集めていたが、どれも「読み取り不良」で使えるものが少なかった。沢山のトラブル事例から「夏場は正常・冬になると読み取り不良」のパターンが多い。この原因を考えて見ると、「電源部のコンデンサーの容量ヌケ」ではないかと結論に至り、試しに同症状のMD機の電源部のコンデンサー交換を実施した処「正常化」した。真冬のマイナスの気温でも正常に読み込みをする。


DENONのMDプレーヤーも何台も購入したが、修理に出すと「ピックアップ不良」と云われて、「ピックアップ」がないので修理できないと言われる。CDPも同様のケースが多い。「非接触型のピックアップ」が消耗するのだろうか?現にEMT#981は40年経っても正常に読み取りをする。但し、電源部のコンデンサーを交換している。スチューダーA730も同じ様に10年前に電源回路のコンデンサーを交換している。電源回路のコンデンサーを交換したCDPやMD機は今でも正常に動作している。

自分の結論としては「読み取り不良」で使えなくなったCDPやMD機は「電源部のコンデンサー交換」をすれば復活できると推測する。

自宅のメインシステムも最近はかなり良くなって来た

2023年08月04日 | ピュアオーディオ


自宅のメインシステムも最近はかなり良くなって来た。その理由は、高域用パワーアンプSONY TA-3120が「馴染んで来た」からだと思う。ついでにチャンデバの高域の音量コントロールを8→6.5に下げている。それだけ音が出てきた証拠。


自宅システムの要は「自作管球プリアンプ」だと思う。このアンプの性能は軽くアキュフェーズのC290を超える。


内部配線を全て「特殊な銀線」に交換している。一般の配線の太さからは信じられない太さと材質です。写真は入力→セレクター周りの配線。


こちらは電源部のコンデンサー回りの配線。当方のNo2グレードの配線で統一しています。たった1ヶ所でも違うグレードの配線にしたら「ガクッ」と質感や音数の「音質」がダウンします。自作の管球アンプを色々見て来ましたが、「内部配線」に何種類も使ってある事例が非常に多い。その場合は、「最悪の配線材」の音になります。たった1本、それも使わない回路でも「音質ダウン」は発生します。すべての内部配線は最高の配線ですべて配線する事です。これが理解できない方は、「音が出た」と喜んでるだけの事です。音質なんぞ関係ないと割り切られているのでしょう。

表現力の違いは如何ともしがたい

2023年08月02日 | ピュアオーディオ

読書をしながら良く聴く自宅2階のシステム。一般の家庭では十分な音質と表現力で有ろうと思うが、メインシステムを聴くと、「質感」と「音数」、及び「表現力」で大きく劣っている事が分かる。特に「表現力」による「音楽性」にはどうしても及ばない。聴いていて「音楽」を感じないのだ。


こちらを聴いてしまうと「同じ音量」でも「音楽性」の違いで「感動」が出てこないのである。これは、使用するアンプの実力かも知れない。

贅沢な使い方をしている。

2023年08月01日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムを毎日2時間は聴いている。このシステムは3ウェイマルチアンプシステムです。3ウェイなので3台のパワーアンプが要ります。メインシステムなのでパワーアンプは非常に贅沢な使い方をしている。


低域にM・レビンソンNo431Lを使い、内部のヒューズ3本はFXヒューズにしている。FXヒューズにしてやっとSUPERTRAIL仕様の管球アンプに近づいたようです。具体的には「音の厚み」が素晴らしく良くなりました。

中域はSTC4033Lシングルアンプです。(SUPERTRAIL仕様)オール英国球の古典管を使っています。普通このシングルアンプ1台でネットワーク方式のオリンパスを軽々と鳴らします。

高域用に使っているGE6550シングルアンプ(SUPERTRAIL仕様)も、これ1台でALTEC#604系のスピーカーを軽々とドライブします。一般の方のGE6550ppパワーアンプではこのシングルアンプに太刀打ちできません。音の厚みや音数、ヌケ・キレ・ノビの面でかなり先を行っています。

低域は重いコーン型ユニット(LE15)なので、このユニットを管球アンプでドライブすると「瞬発力」が足りません。音の立ち上がり・立下りののスピードが物足りなくなります。ただ普通にTr型のハイパワーアンプで鳴らしても「音の厚み」が不足します。

中域や高域にはホーン型ユニットを使っており、能率が良いのでハイパワーは必要ありません。この部分は「音の厚み」の有る管球式が良いですね。また「音色」も管球式の方がしっとりして聴き易いです。

マルチアンプ方式はパワーアンプに贅沢だ出来るシステムかも知れません。