妻がディサービス (DS) を利用するようになってから早7年が過ぎた
家族から無理にDS行きを強いられている高齢者もいるようだが、その方は耐え難い苦痛を感じながら施設で過ごしているのだろうと、気の毒になってしまう
幸いにも妻の場合は往く時も、帰って来た時もいつも笑顔だから、それなりにDSを楽しんでいるのだろうと、私はいつも安心している
利用する皆さんは要介護の認定を受けた人たちだから、介護するヘルパーさんもさぞかし大変だろうと思っているが、実際に妻が施設でどのように過ごしているかを私は知らない
妻は週二回DSを利用しているが、水曜日は8時半前後に出発、16時前後に帰る。木曜日は8時半前後に出発、17時過ぎには帰る。こんな送迎の時間が永い間続いていた
ところが11月には人事異動があって施設長が交替すると、妻を送迎する時間が大幅に遅れて来たのは何故だろうか?
4日、帰ってきたのは16時35分、この日は16時半から入浴介護の日だったがヘルパーさんが来ても帰ってこなかった
5日は18時に帰って来たがあまりの遅さに驚いてしまった
仲介するケアマネさんに訳を話して確かめて貰ったら、原因は人出不足が発生しているとのことだった
この施設では10月一杯で4人のヘルパーさんが自己退職したから、複数の車が使えず同じ車に多数の人を乗せて送迎することになったとのことだが、私の家は市内でも最も東側なので、妻が最後になってしまったのだろう
ケアマネさんの話によると 「何処のDS施設でもヘルパーさんの数が足りないのが現状」 らしいが、募集しても応募は少なくなかなか人材不足は解消されそうもないらしい
でも4人も辞めてしまったら業務が全うできるのだろうか? と心配になってきた
送迎時間については私もあまり要求値を掲げるつもりは無いが、組織移動に伴って利用者に対する施設内の申し送り事項の徹底がなされていないこと、遅れる理由を使用者の家族に説明するなどの努力が忘れられているから混乱したのは事実だった
だがヘルパーさん不足の現状は将来を見据えたら問題は山積みのようで、利用者の家族としては何とか善処できないかと願うばかりだ
それとよく内情は理解できていないが、ヘルパーさんたちの待遇をもっと高める必要があることは間違いないようだ
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