そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

「爆死マイケル&アイスバイン」@ポーランド クラクフ

2007-04-08 06:05:06 | 海外で飲み食い
ポーランドネタをもう少し


このままもう10本は
ポーランドネタで行けそうな
ネタの宝庫


そんなところです
ポーランド クラクフ





なんだか広いホールですが


実はこれ
地下200mぐらいなんですよ


「ヴェリチカ」なる塩山


塩の採掘現場が
それこそ「アリの巣」の様になっていて
地下に広がる広大な鍾乳洞みたいな感じ


ここでよく
結婚式とかも行われるそうな




それはどーだか?  ってな


日本人的には
おめでたいことを
深いところでってのは
どーだか?な感じですが



クラクフに訪れたら
それこそマストなスポットとのこと








車の運転は超緊張ッスね


強烈な荒さの流れに乗り
路駐をドッジしつつ
トラムの後ろを追っかけるこの緊張


このトラムに「オカマ」ほったら
いったいどうなるんだろう?
うすら寒くなりながら


たぶん
オカマほられるより
「痛い」ことになりそうな





ちょいとガスってますが
クラコフのいっちゃん高い山の頂上より


実はこれ
ガスじゃなくて
「ほこり」なんじゃないか?と思うほど
東欧はとにかくほこりっぽいのが印象的



ということで



ほらね






喉をいたわらないとね


都合の良い言い訳が見つかりました





おっと
東欧のマイケルは
店でも爆死状態で出されたりして


最近では
ドイツ語ネイティブかと間違われる私ですが
ポーランド語はさっぱり


まったくわからない文字群を前に
英語とドイツ語のまざった日本語で
指さし注文したところ





爆死マイケル登場


見てくれは悪いですが





美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ!!


東欧のマイケルは
ちょいと高血圧なソルティー感ですが
酒飲みにはタマランですがな


しかし
安いねポーランド
食費はドイツの1/3ってな具合





このお城の地下には
「竜」が棲んでいるらしいですよ


らせん階段で
棲みからしきところまで降りられるとのことですが


MPを消費しつくして
リレミトを唱えられない私は
クエストを断念




地上のINNを
はしごしまくっていたのはナイショですけどね


そして
私にとっての





「薬草」もたくさん摂取


戦っていないのに
腹回りのレベルが上がっているのはなぜでしょか?


ときに
↑コレ

「アイスバイン」なんですね




「ドイツ料理ですよね?」と
お店のオニーサンに聞いたところ


「絶対的なポーランド料理」とのこと


その圧倒的な否定と
裏側にひそむ自信を嗅ぎ取り
頼んでみたわけですが



う(◎o◎)ま~~~!


すり込まれているのは
塩だけじゃなくてハーブも?ってな
とても深い味わいですが


何が美味いって
ホースラディッシュかも


付けてみると
油分が昇華されちゃう感じに
サパーリと激変


まさに「薬味」なわけですが
これほど機能的な薬味って
そうそう無いかも



同じ名前のメニューでも
「質より量」のドイツから
「量より質」へのシフトを感じるポーランドディッシュ



オレ様は
かなり気に入ってしまいましたよ



どの店へ行っても
はずれは無いけど当たりも無い
起伏の薄いドイツディッシュから


どんな皿が出てくるか
出てくるまでわからないし
店によって大きく差がある


そんな
わくわく感に満ちていますな
ポーランドディッシュ






とっても好印象な
ステキな旅をすることができました


バックでいろいろアシストしてくれた
ポーリッシュGUYSに感謝ですな


オレ様も
将来これを真似て東京ガイドをせねばなるまいと
心に誓ったわけです
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「カルチャーミクスチャー料理群」@ポーランド クラクフ

2007-04-05 06:52:32 | 海外で飲み食い
アウシュビッツ」目当てだったポーランド





国境を越えるときの物々しさ
道路のつぎはぎ
ぼろぼろの民家 等々


これが東欧か と
実にイメージしていたとおりのソレでしたが


クラクフの街に到着すると





おい(゜д゜lll)おい


意外なまでにぶっちゃけてるのが
とても楽しかったりして


民主化されておよそ20年
開けてきているのを感じます


というか



スンゲー観光地なんですけど


イギリス人を中心として
ユーロな皆さんが大騒ぎ


日本人が少ないのは
やっぱ情報不足だからでしょうか


しかるに



見所だらけですことよ


95%がクリスチャン
街中インプレッシブな協会で溢れておりました



定時になると上の方でラッパが吹かれるも
途中で止めてバタンとドアを閉じちゃいます



吹いている途中に
敵に矢でのどを撃たれたとの歴史があり
二の舞にならないようにしているそうな


そんな歴史が
街中に溢れているポーランド



なんか
とっても(゜∀゜)楽しいのですが


私の中の「東欧感」が
大きく変わったかも


さて





お約束は守らないと


もち
飲みまくりの食いまくり



「バルシチ」と呼ばれる
ビーツを使った酸味のあるスープや



「ジューレック」と呼ばれる
発酵したライ麦を使ったスープ


ムチャウマ(゜∀゜)なんですけど


出国したあと
これのインスタント版をスーパーで買えたことを知り
今度ポーリッシュの友人に
マトメ買いのお願いをするぐらい






「ビゴス」なるモツ煮込み



フルーツで味付けされた豚や



これまたフルーツがINな牛など


みてくれの悪さに反して
一口食べた瞬間


おっ(゜∀゜)!!!! と

目を見開く品々の連続


ゲルマン文化に
ロシアが流れ込んでミクスチャーってな


たいがいの食文化
ミクスチャーされた方がスーペリオール


ハーフに美人が多いのと
まったく同じなその具合






「ピエロギ」なる水餃子
もちろん中華なソレではなく
ロシア経由で伝わったアレンジング


ヨーロッパとアジアの混ざる
中東トルコあたりが
世界三大料理の一つに選ばれたりするのと
なんだか似たような印象を受けますな



クリーミーなソースもあったりして
それも「ウサギ」だったりして

他にも鹿や牛生肉もアリ



ポーランド
知らなかっただけに
とっても新鮮




最後にウォッカで〆ですよ


「ズブロッカ」って
実はロシアじゃなくて
ポーランドのものだったんですね



クラクフ出身在住のポーリッシュが
いろいろ案内してくれて
二晩一緒に食事をしてくれたのですが



そんな彼が


ねえねえ 
あそこに綺麗なネーチャンいるでしょ
ポーランド人なんだけど

いっしょにいる汚いオサーン
たぶんイギリス人なんだけど


とっても不釣合いで
不自然だけど


意味わかるよね?


くやしいけど
綺麗な娘は
みんなイギリス人に買われていっちゃうんだ・・・



とっても切ない目をしていた彼



一緒に切なくなっちゃいましたが




泣くな!!
飯の味ではイギリスを圧倒してますから!!



経済的には
まだまだキビしいポーランドですが

自身も認めるように
CNNにも頻繁に流れる観光CM


一大観光大国になるパワーは秘めてるかと


なんでワルシャワをコースに入れなかったかなと
激しく後悔


また来ますから
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「のどを通りにくいシュニッツェル」@ポーランド アウシュビッツ

2007-04-03 05:20:53 | 海外で飲み食い
初めに

リアルな画像は避けましたが
さすがに内容が内容なのでいつもと違います

ダウンな気持ちを避けたい方は
この記事は読まないで下さい



さて
そんなに覚悟を喚起するほどのものではないかもですが



物々しい国境を越えて
ドレスデン方面からポーランドにIN


ドイツにソビエトを注ぎこんだような
ちょいと薄めで
こころもとない風景のなか


ツギハギの道路を
5時間超のドライブの末



クラクフ@ポーランドに到着


おっと
このにぎやかな街はなんぞや


町の中心部は
驚くほどの人手&華やかさ


この街の詳細は
また別の機会ということで



さて


ポーランド?
なんで行くの?
秒殺で車盗まれるよ  なんて


ポーランドに好感バリバリなドイツ人


それも会うドイツ人皆からでして


ステキな事前情報得まくりな我々は
それこそビビリまくりなわけでしたが



ぜんぜん(゜∀゜)ダイジョブ



でもないかもですが






なんとなく
ロシアの香りを感じる語尾を確認しつつ


これならなんとかオケーだね


なんて
高をくくっていると





やっぱ全然(゜д゜lll)わからんがな

ってな朝食


ハムとスクランブルエッグを頼むと




ハムまでスクランブルされちゃったりして






結果アレスクラな朝食を済ませて向かったのは






そうです
目的の地です



お願いした日本語ガイドさんのオススメのもと


かなりの混雑をみせていた
第一収容所=「アウシュビッツ」を後回しにして
第二収容所=「ビルゲナウ」からスタートしましたが



いきなり眼前に現れる





あの風景


背筋がピンとしますが





実にのどかな日差しの下
ガイドさんに導かれ
2時間ほどの見学散歩コース@広大な敷地


散歩・・・
周遊・・・


どの言葉も
ここでは適切ではない気がしますが



実におだやかな日差しの中
おだやかでなかったころの名残を
体感してきたわけです





普通なら「展望台」なんでしょうけど
ここは間違いなく「監視台」


左の線路の行き着く先は
実に適切な英語表現
「Dead End」なわけで


右の路線は
次なる犠牲者を求めにまた


まさに
数時間後には灰となった
無数の方々が最後に見た風景




選別の後
バラックに収容された方々は

良かったのか悪かったのか
結局は数ヵ月後に同じ道をたどったわけで



正直言いますと

私はここにくるまで
残留しているあまりの「念」の強さに
自分がヤラれてしまうのではないかと思ってましたが


実際は
あまりの現実感の希薄さに
脳みそもどう対処してよいのやら



あまりの殺人効率の良さに
念を残す暇もなく
気がついたら死んでいた


もしくは
念を残す余裕もないくらい
徹底的にエグゾーストさせられて亡くなったか


ドイツ人の効率を求める性格が
悪い方へ傾くと
究極はこうなるのね という
最悪の実例





こちらは第一の収容所である
「アウシュビッツ」


当時の収容施設が
そのまま使われ展示室になってますが




だいたい
どんなところかわかるかと



事前にガイドさんが
「子供への影響を考えて入場させるように」
とおっしゃっていましたが


あまりの重い沈黙の中
無邪気な子供の声が響くのを警戒してはもちろん


同年齢で亡くなった子達の写真とカブらせて
その場で鬱になってしまう人や


訪れている犠牲者の遺族の心情を考慮してとの事



当時の写真や
犠牲者の遺留品をはじめ


織物にされるべく
女性から刈られた髪の毛が
山と詰まれているのには正直絶句


三つ編みのまま刈られた髪の毛に
息が詰まる思い



その他
数々の処刑場の名残
拷問のインストラクション
人体実験の写真


サディズムの究極がここに集結



念の塊のような場所です


今でも
聞こえる人には
悲鳴が聞こえるかと




この電流二重有刺鉄線を越え
向こうに逃げられた方々もいたようですが


ラッキーな彼らの逸話のその裏に
再犯防止の見せしめとして10倍の犠牲者




「働けば自由になる」


囚人に作らせた有名なゲートとのことですが


せめてもの抵抗に
「B」が上下逆とのその文字も


その彼が虐殺される
サディスティックな絵しか浮かばせない
圧倒的な死の臭い






このガス室&焼却炉からは
ホントにその臭いがしていたのでしょうが


この中は
とてもヤバかった


あまりの負の圧力


長くいると
気が変になりそうな場所でした




先生
質問です


どこをどう間違ってエスカレートすると
人間ここまで来ちゃうのでしょうか


喚起されたサディズムのなせる業?
自己防衛のためには何でもやる?


人間は深いですね


疑問ばっかりが
今もグルグル回っております





それでも
今を生きられる私は
やっぱりお腹が減りましたが


付属の食堂で
とってもビミョーな気持ちで食したのは
言うまでもありません


味的にもビミョーだったなんて
贅沢を言える場所でもなかった気がします






せめても
その後で見て良かった


多少なりともの





「正の遺産」


いま一度
あの映画を見てみなくては
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