久しぶりに、あなたと話したよ。
仕事中じゃなくて、周りにあまり人がいなくて、
そばにいる時なんて、滅多にないものね。
迷ったけど、「今しかない。」と思ったから。
世間話じゃなく、悩んでた勤務の話だったから。
あなたは、深刻に受け止めてる風でもなく、
少し緊張ぎみに答えて、(しゃべるの嫌だったのかもね。)
最後は、いつもの曖昧な笑い方をしていたけれど。
くやしかったのよ、この日。
Rはご機嫌で、あなたは落ち着いてて、
最近、2人が休みを合わせているのは、
一緒に暮らしているせいだと確信したから。
他愛ない話でも、私にとっては、
あなたと2人だけの時間だったの。
たまに話しかけるのは、私の無愛想な態度が、
本意では無いと、知ってほしいから。
入り込めない隙間だけれど、
私の事を、忘れないでほしいから。
あなたに会える日を、うまく増やせたらいいんだけど。
私の企てに、誰かが気づいたら、
又、噂になるかしら。
もう、何を言われてもいい。
私は、あなたを見ていたいだけ。
もう、周りの全てが嫌い。
私を脅して駆け引きする大きな組織も。
おしゃべりバカ女達も。
よけいな事したMも。(隣にいると、うるさいんだよ!)
あの部屋に、私の味方はいない。
この小さな楽しみを、誰にも邪魔させはしない。