
今までずっと、勤務時間の極端な変更を、
強行しようとしているのは、
上からの通達かと思っていたが、
それが、一介の女子職員達の仕業だという事がわかった。
そのうちの1人は、私が大嫌いな女だったが、
ある男のリタイアを期に、飛ばされた。
ざまーみろ!
二度と戻って来るな!
職権乱用していたその女の異動は、誰もが望んでいた事だった。
でも、もう1人の女とは、お互いに気を遣い合う関係で、
私の事情も、よく知っているはずなのに…、ショック!
彼女がやろうとしている事は、
間接的に、私を辞めさせようという事ではないか。
ふざけんな!
職場の犬!
あなた、私以外には、評判悪いんだよ。
みんな、あなたを飛ばす方法ないか、考えてるんだってよ。
あなたが厳し過ぎるから、不満な人が多くて、
上司が、みんなに評判を聞いて回ってたくらいなんだよ。
真面目でやり過ぎてる事が、
自分のクビを絞める事になっているのが、わからないのか?
誰も信用できない
職場の人間は、本当に危ない。
何を考えてるんだか、わからない。
敵は、おしゃべりバカ達だけじゃない。
しかたないね。
私も利用できる人間は、好きじゃなくても利用しているからね。
情報を得る為、都合を通す為。
私は辞めたりしない。
絶対に負けない。
今は、データの中に、あの人の名前を探すだけの日々だけど。
あの日の、あの目だけが、私の支え。