近所のサンドイッチ屋に、フルーツサンドを買いに行ったら、
おじいさんが、大量にお買い上げで、出て来るところだった。
そのおじいさんというのが、
白髪のロン毛を、振り乱し、
(それだけでも異様なのだが)
曲がった腰で、杖をつき、ヨタヨタして、
店から出るにも、時間がかかる。
一見、ホームレスかと思ったが、
そこまで汚れてないし、臭いもしない。(失礼。)
第一、レジ袋を持つのもやっとな体力で、
ホームレスはできまい。(笑)
「大丈夫ですか?」
店の人も、私も、
「この人は、1人で帰れるのかしら。」と、心配になった。
しかし、この老人が生きていくには、
自分で、歩かねばならんのだ。
何でもかんでも助けていたら、
この人は、日常を生きていけなくなる。
だから、我々は、見守るだけだ。
店の近くの横断歩道は、赤に変わりかけていたが、
おじいさんは、どうにか渡りきった。
それは、私が、店のおばさんと話し込んで、
まだできていないフルーツサンドを、
又取りに来るという約束をしてから、
ずいぶんたった後だった。
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