2回目の食事制限、
2回目の2リットルの下剤は、
さすがにキツイ。
大腸ポリープ切除そのものより、麻酔にビビっていた。
するしないは自由なのだが、
検査と違って切るとなると、
どうなるか、分からんからなぁ。
カナダの友人の場合は、
全身麻酔で、完全に眠っているそうで、
検査と同時に、ポリープがあれば切除。
気づいたら、別の部屋にいるんだそうだ。
彼女は、自分の中身など見たくないから、その方がいいらしい。
ベッドに横たわったら、
緊張して、心臓がバクバクしてしまった。
こっちの方が、ヤバくないか?
医師が登場すると、
中年の看護師が数名、バタバタし始めた。
「私のポリープごときで、こんなに人手がいるなんて…。」
むやみに病院に行くものではない。
申し訳ない。
左手首に、麻酔点滴用チューブが刺しこまれ、
指先には、血中酸素濃度測定のクリップ、
右腕には、血圧計が巻かれた。
モニターから聴こえる、心拍数の爆音がコワイ。
効かないなぁと思っていたら、
まだ生理用食塩水だと言われた。
ところが私、結局、麻酔しても、
リラックスする程度で、眠くならなかったのだ。
ポリープ切除の様子も、モニター画面を見て、
最後までしゃべっていた。
友人と違い、私は興味があるので、客観視できる。
切除跡が、丸く赤くなっていたが、
血が流れている様子はない。
おそらく、麻酔しなくても、痛くなかっただろう。
しかし途中で、腸2列くらいに、
圧痛があったので、しといて良かったか。
「すぐに起き上がらないで。」と言われたので待っていたら、
「え、パンツまではかせてくれるんですか?」
看護師に恐縮しつつも、ウケる。
休憩室で、1時間ほど安静にするのだが、
目の前なのに、車イスに乗せられた。
バックしながら、
「ありがとうございました。」と告げると、
クールだった医師が、軽く会釈した。
こんなにしゃべる患者もいなかろう。
たいてい、おじいさんは、眠ってしまうから。
休憩室では、生理用食塩水を入れられたまま、
うつらうつらしていたが、
看護師らの会話に耳をすませ、眠りはしなかった。
1人で歩いて帰ろうと思っていたら、
身内が、すでに病院内で待っていた。
何より、一番辛かったのが、腹減りだ。
ポリープ切除前後は、消化のいいものしか食べてはいけない。
気づくと体重が、2~3キロも減っていた。
この数字は、あまりに珍しい事なので、
体重計の表示を、写真に撮った。
ポリープ切除で、
普段の暴飲暴食を、改めて認識する私であった。
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