ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

大腸ポリープで恐縮

2023-02-15 10:31:35 | Weblog

2回目の食事制限、
2回目の2リットルの下剤は、
さすがにキツイ。

大腸ポリープ切除そのものより、麻酔にビビっていた。
するしないは自由なのだが、
検査と違って切るとなると、
どうなるか、分からんからなぁ。

カナダの友人の場合は、
全身麻酔で、完全に眠っているそうで、
検査と同時に、ポリープがあれば切除。
気づいたら、別の部屋にいるんだそうだ。
彼女は、自分の中身など見たくないから、その方がいいらしい。

ベッドに横たわったら、
緊張して、心臓がバクバクしてしまった。
こっちの方が、ヤバくないか?

医師が登場すると、
中年の看護師が数名、バタバタし始めた。
「私のポリープごときで、こんなに人手がいるなんて…。」
むやみに病院に行くものではない。
申し訳ない。

左手首に、麻酔点滴用チューブが刺しこまれ、
指先には、血中酸素濃度測定のクリップ、
右腕には、血圧計が巻かれた。
モニターから聴こえる、心拍数の爆音がコワイ。

効かないなぁと思っていたら、
まだ生理用食塩水だと言われた。

ところが私、結局、麻酔しても、
リラックスする程度で、眠くならなかったのだ。
ポリープ切除の様子も、モニター画面を見て、
最後までしゃべっていた。

友人と違い、私は興味があるので、客観視できる。
切除跡が、丸く赤くなっていたが、
血が流れている様子はない。

おそらく、麻酔しなくても、痛くなかっただろう。
しかし途中で、腸2列くらいに、
圧痛があったので、しといて良かったか。

「すぐに起き上がらないで。」と言われたので待っていたら、
「え、パンツまではかせてくれるんですか?」
看護師に恐縮しつつも、ウケる。

休憩室で、1時間ほど安静にするのだが、
目の前なのに、車イスに乗せられた。

バックしながら、
「ありがとうございました。」と告げると、
クールだった医師が、軽く会釈した。

こんなにしゃべる患者もいなかろう。
たいてい、おじいさんは、眠ってしまうから。

休憩室では、生理用食塩水を入れられたまま、
うつらうつらしていたが、
看護師らの会話に耳をすませ、眠りはしなかった。

1人で歩いて帰ろうと思っていたら、
身内が、すでに病院内で待っていた。

何より、一番辛かったのが、腹減りだ。

ポリープ切除前後は、消化のいいものしか食べてはいけない。
気づくと体重が、2~3キロも減っていた。
この数字は、あまりに珍しい事なので、
体重計の表示を、写真に撮った。

ポリープ切除で、
普段の暴飲暴食を、改めて認識する私であった。

 

 


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