トートバッグを買ってから、後日、
今度は、「DEAN & DELUCA」の、カフェに入った。
パンを2つばかり選んで、迷った。
コーヒーを買うと、定食ぐらいの金額になってしまう。
水で、いいか。
日本人は、体裁を気にするので、
カフェで、ドリンクを頼まないなんて、無粋だと思われるだろうが、
貧乏な私は、気にしない。
そう思っていたら、合理的な白人サラリーマンが、
サンドイッチを1つチョイスし、備え付けの水で、
手早くランチを済ませて、出て行った。
私は、パンを美味しく食べたかったので、
結局、コーヒーを買う事にした。
「お勧めは?」と、店員に聞いておいて、
「それ、甘いでしょ。」と返し、安いアメリカーナにした。
近くのテーブルでは、
インターナショナルスクール出らしき、オタクな男が、
いかに自分が、キテレツであったかを、
連れの女性に、自慢気に語っていた。
その様子は、オシャレには、ほど遠い。
昔は、スタバも、
初めて入った時には緊張したが、すぐに慣れた。
ここも、外から見るほど、敷居は高くない。
パンの味も、見た目ほどではなかった。
何でも、そうだ。
外から見るのと、内側じゃ違う。
あの人も、たぶん…。
ガラスの向こうを、行きかう人を見ながら、
ただの、駅中カフェだと思った。
店員に、赤いトートバッグの事を聞いてみたら、
去年の暮れの、限定品だった事が分かった。
職場のトイレで、あの人の元カノが、ため息をついていたのは、
私が持っていた、同じカフェの、グレーのトートが原因か?
彼女を見ると、あの人を思い出し、何でもイライラしてしまう。
気になるくせに、許せない。
私の場合、トートバッグの中の荷物も、
心の荷物も、重すぎる! (笑)
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