
職場で、口をきかなくなる人が増えた。
ほとんどが、あの人に関する事が発端なんだけど。
私をバカにしたり、噂したりする人とは、しゃべりたくない。
あの人がいる日に、私がどんな格好をしようと自由だろう。
いい男がモテるのは当然で、
女が好きな男の前で、美しくありたいと思うのも当然なんだから。
私が座った席の近くに、あの人がいた。
あなたの動揺がわかる。
「空気が悪いから移動させてもらっただけで、
あなたのそばに、いたいからじゃない。」
私はイライラしながら、心の中でつぶやく。
キーボードを打つ音が高くなる。
ボールペンをカチカチさせる。
あなたの心が、荒れていくのがわかる。
私が嫌なら、他へ行けばいい。
あなたの立場なら、この部屋のどこで仕事しようと自由なんだから。
「用があっても、あなたなどに聞いたりしない。」
わざわざ遠くにいる職員を呼ぶ。
あなたの横顔が、恥をかかされたように緊張するのがわかる。
しかたない。
プライドが高いのは、お互い様。
あなたを好きになった私が悪いけど、
こういう状況にさせたのは、あなたでしょ。
「針のむしろ」なのは、私の方だよ。
それでも、人間関係くらいで職場を辞めたりはしない。
どこまであなたは、私に似ている?
いらない物は捨ててゆく。
行く手をさえぎる者は許さない。
私は毎日、イライラしている。
お金が無い。支払いは増える。物は高くなる。
醜くなる。心も体も弱くなる。
あの人に近づく事だけが楽しみだったのに、それさえできず、苦痛になる。
私の手帳は「予定」よりも、「あなたの行動」で埋めつくされている。
手首のミサンガは、雑誌のオマケのくせに、
まだ 切れない!
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