平成25年11月21日 13:30~
課題:介護保険制度について
出席:厚生委員会議員 5名 執行部 井上部長他4名
介護保険制度の現状と今後の介護保険制度改革について
今後の介護保険制度の改正の行方(配布を受けた資料)
国における介護保険制度改正に向けての議論(社会保障審議会介護保険部会)
1.1号被保険者保険料での低所得者に対する保険料の軽減強化
消費税増税分を原資に 現行:基準額の50% ⇒ 改正案:基準額の30%を創設
2.介護納付金(2号疲保険者保険料)への総報酬割の導入
現行‥加入する医療保険の加入者数に応じて負担する介護納付金の額か決定
3.要支援への給付(予防給付)を給付事業から総合事業へ移行
予防給付のうち訪問介護、予防介護のみ移行。財源割合は同じ
4.高額介護サービスの限度額引き上げ
現行:一般 37,200円 ⇒ 改正案:現役並み所得 44,400円を創設
5.一定以上の所得がある者について、利用者負担を引き上げる
現行:1割 ⇒ 改正案:2割
※ただし、2割となる所得のラインについては、現在議論中
6.特定入所者介護サービス費の支給要件に資産要件を導入
現行:対象は住民税非課税世帯 ⇒
改正案:預貯金、所有不動産等について、検討中
7.住所地特例にサービス付高齢者住宅を追加
8.介護施設の重点化
特別養護老人ホームの入居者要件を要介護3以上へ
※現状でも要介護1及び2については、特別な事由を有する者以外は入居できていない
9.地域包括ケアシステムの構築
・地域ケア会議の必置化
・小地域ケア会議の設置
・医療と介護の連携
私見:改定内容については、今後の審議経過を見守らなければなりませんが、上記9項目について、深く理解を深めて行かなければなりません。
介護保険のみならず、国民健康保険制度、診療報酬等の改訂も審議中です。
注目!
津山市で取り組んでいる介護予防「こけない体操」は、全国的にも注目を浴びている事業です。