安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

台風14号 Uターンするように進路を南へ その理由は?

2020年10月10日 | 気象情報
令和2年10月10日 13:30

台風14号 Uターンするように進路を南へ その理由は?

台風14号は10日(土)12時の推定で、紀伊半島の沖を北東に進んでいます。これから今夜にかけてはほぼ真東に進みますが、
明日11日(日)になると、まるでUターンするように、南に進路を変える見込みです。




同じように本州付近で南に進路を変えた台風としては、最近では2011年の台風6号が挙げられます。この台風は四国沖を北上して徳島県に上陸した後、東よりに進路を変えて紀伊半島付近を通過。

その後はさらに南向きに進み、関東からは遠ざかるような動きをしました。7月と10月で時期こそ違うものの、今回と共通した点も見られます。



2011年の6号も同じように南へ  2011年台風6号の進路

ポイントになるのはジェット気流と高気圧です。
上空を流れる強い西風のジェット気流に乗れば、台風は加速して東に進みます。
しかし、現在はジェット気流は北日本上空を流れているため、台風14号はこれに乗れず、東に進んでいるものの時速20kmに留まっている状況です。

さらに日本の東海上に移動性高気圧、南東海上には太平洋高気圧が存在しており、台風の行く手を阻みます。
今後は太平洋高気圧のやや弱い所を縫うような形で、南に進むと予想しています。


ジェット気流と高気圧  10日(土)6時の天気図

南海上での再発達の可能性は低い
台風が南に進むと、海面水温の高い領域に入るものの、上空の風の環境などが整っていないため、再発達はしない見込みです。
南に進んだ後は動きが遅くなり、ジェット気流が南下してくる次の週末頃に北東に進むと見られ、現段階で、
一度日本を離れた後に再び近づく可能性は低いと見ています。

台風14号の進路(2020.10.10)



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岡山県北森林・林業活性化促進議員連盟 先進地視察

2020年10月10日 | 農林業
令和2年10月9日

岡山県北森林・林業活性化促進議員連盟
 先進地視察研修

視察先
 1)木質バイオマス発電所(新見市)
 2)新郷温泉チップボイラー(新見市)
 3)江与味製材株式会社 久米工場(津山市)

 視察参加者: 13名(18名中)と議会事務局 2名

1)木質バイオマス発電所(新見市)
  合同会社バイオマスエナジー(2016年8月2日設立)
  合同会社バイオマスサプライ(2016年11月15日設立)
 所在地:新見市新郷下508番地1
 事業規模
  発電規模 1995kw(真庭市の1/5)
  使用木質チップ 90t/日
  売電開始 2020年5月
  総事業費 15億円
  売電予定価格 5億5千万円/年
構想から発電開始までに5年間を要する。








2)新郷温泉バイオマスボイラ
 重油ボイラーの耐用年数により、設備更新を行う
 チップボイラー KWB(オーストリア)
 事業費 129百万円(内 ボイラー 56百万円) 



3)江与味製材株式会社 久米工場(津山市)
  2019年に久米工業団地に新工場を設置
  美作ヒノキを中心に製材・加工を行い海外に輸出




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