令和5年11月9日
タケックス・ラボ 津山に工場
市と立地協定 竹原料の商品製造へ
竹を原料とした抗菌剤や建築資材など開発・販売のタケックス・ラボ(大阪府吹田市)は、
津山市と岡山県鏡野町にまたがる津山産業・流通センターに津山工場(仮称)の建設を決め、
同市と8日、立地協定を締結した。2024年3月着工、9月の操業開始予定。
同市戸島地区の用地7999平方メートルに鉄骨平屋約920平方メートルの建屋を整備。
主に美作地域のモウソウチクを材料に、抗菌剤や食品の日持ち向上剤、
環境中で分解しやすいバイオプラスチックの原料を製造する。
投資額は2億7千万円。従業員は当初5人で、うち数人は地元から新規採用を目指す。
同社はこれまで自社工場を持たず、商品製造を外部委託しており、独自の生産体制構築が目的になる。
市役所で調印式があり、同社の岡田久幸(くみ)社長と谷口圭三市長が署名、押印した協定書を交わした。
岡田社長は「地域の協力を得ながら、付加価値の高い製品を生み出したい」と話した。
同社は02年設立。資本金1億円、売上高1億3千万円(22年7月期)、従業員5人。
同センターの立地企業は57社になり、立地率は92・8%。