ノイバラ山荘

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美男美女食い倒れ隊(21)一花も嵐も踏み越えて 森鴎外記念館@千駄木

2013-04-04 01:06:55 | 食い倒れ隊
こんにちは(*^_^*)

風は強いものの、
昨日とは打って変わって快晴です。

いかがお過ごしですか。

いよいよ食い倒れも20回を越えました。
聡明な愛読者の皆さまにおかれましては、
「なにっ、20回目がないではないかっ。
さてはうっかりノイバラが
番号を飛ばしたに違いない」と
憤慨なさる方もいらっしゃると思いますが、
記念すべき第20回は競馬を観に行ったのを、
忙しさのあまりアップできないまま
半年が過ぎたのでした・・・。

時間を見つけてこっそり
アップしますにゃ・・(・ω・;A

さて、今回は嵐の中、
「森鴎外記念館」にいってまいりました。
いつも晴天に恵まれていたのは、
今回欠席のМちゃんのおかげだということが
はっきりしました。

[千駄木]イタリアンレストラン「イル・サーレ」→
森鴎外記念館→谷中銀座→[日暮里]「坐・和民」


ランチの前に谷中墓地で
お花見を兼ねたお墓参りをする予定が、
想像以上の横殴りの雨のため、
中止となりました。

さらに、ノイバラの乗る予定の
電車が人身事故発生。
前の駅でストップしたため、
集合時間に遅れたのでした。

実はその予定の特別快速ではなく、
着いた時、目の前に来た一本前の快速に
「何となく」乗っていたのでした。

それで少しの遅刻ですみましたが、
特別快速を待っていたら、
ランチが終わっていたかも・・。

きっと「何かが」背中を押して
乗らせてくれたのでしょう。

「イル・サーレ」は千駄木の駅上がってすぐ。
団子坂下交差点の角です。
偶然ですが、こんな日はありがたい立地です。

ランチ、予約はCコースのみ。

 
パスタとメインが4種類から選べます。
どれにしよう・・。


まずは一口ビールで乾杯です❤


前菜。


パスタ。ノイバラの「娼婦風」。
オリーブとケパーのトマトソースがなぜ「娼婦」?
ナポリの名物、スパゲティ・アッラ・プッタネスカ
(Spaghetti alla Puttanesca)というらしいです。


F島さんの「芝海老、ドライトマト、大葉のスパゲッティ」。


Hちゃんの「ペンネ アスパラとベーコンのクリームソース」。


メイン。
ノイバラの「オーストラリア産 仔羊肉の香草風味カツレツ」
かなりのボリュームでしたにゃ(・ω・;A


F島さんの「勝浦 金目鯛のポワレ バジリコ風味」。


Hちゃんの「那須高原豚ロース肉の炭火焼き」。
見た目、これがいちばんおいしそう❤


デザートのプリンとバニラアイス。
これにコーヒー、紅茶がつきます。
プリンはもっちりと濃厚な味わいでした。

全部美味しかったですにゃ❤
嵐にもかわらずほぼ満席、
人気のお店のようです。

ランチが終わっても風雨は相変わらず。
傘を傾けて団子坂を登り、
坂の上の「観潮楼」と呼ばれた
森鴎外旧居跡へ。


「森鴎外記念館」。
写真は帰りに撮ったのですけれど。

常設展示とコレクション企画
「手紙で語る鴎外の交流」を観ました。

興味深い展示の数々。
分かりやすい展示でした。

近代の歌集を調べている最中ですので、
参考になることが多かったです。
長原止水の装丁も見ることができました。

信綱の歌もありました。
鴎外に誘われて
観潮楼歌会に出席していたのです。

映像コーナーでの上映も見ました。
加賀乙彦さんの同じ医師としての立場のお話が
興味深かったです。

鴎外は国の要請する翻訳の仕事を
優先せねばならず、
医師としての研究を封じられ
満たされない思いを
文学の創作に求めたというのです。

成功者にしか思えない鴎外にして
満たされぬ思いがあったとは。

図書室では鴎外あての
信綱の書簡を検索して見ました。
読めないけど・・(・ω・;A


付属のモリキネ・カフェで一休み。
もとのお玄関付近です。

 
カフェの窓からの眺め。
大きな石のところで有名な「三人冗語」
露伴、緑雨との写真が撮られています。


観潮楼からは品川沖の海が
見えたそうですが、ビルの空き間から
スカイツリーが見えましたにゃ❤

 
根津からも見えたという大銀杏。


あら、窓に説明の文字があります。


2階から見降ろした銀杏のお庭。


雨がやんでいましたので
お玄関の方に回ってみました。
隣家の桜の花もまだ散残っています。


ここに立派な門があり、
鴎外は用意された馬に乗って通勤したようです。
踏み石は当時のままだそうですが、
記念撮影に夢中になり、撮り損ねました。

 
お庭。


玄関からまっすぐおりる坂。
団子坂と並行しています。


その先に夕日に染まったスカイツリー。
風は冷たくて強いです。


お隣のかわいい飴屋さんの看板。

団子坂を下り、夜店通り、谷中銀座を歩きます。

  
谷中の看板猫たち。

飲み屋さんを探しつつ、
まだ桜の残る谷中墓地の傍らを通り、
日暮里まで来てしまいました。

「和民」で旬のおいしい
グリーンアスパラやアサリ、
じゃがバターをいただきつつ、
鴎外や短歌の話でもりあがったのでした。


記念館のカフェで買ったおみやげ。
「吾輩は猫である」「一葉の桜」
「文豪銘菓 どら焼き」
ゆかりの文人のお菓子をおいてあります❤