ノイバラ山荘

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「峡中記」の旅 ①万力公園とレストラン「ゼルコバ」

2013-11-20 15:50:24 | 短歌
こんにちは(*^_^*)

山梨市で行われた国民文化祭。
先生が審査員として参加なさり、
またこのブログでもおなじみの
花の3Kのメンバーをはじめ
歌友が何人も入賞しました。

(人・ω・)☆ぱちぱちばち

甲府歌会で先生を囲んでのお食事会と
昇仙峡の旅を企画してくださったので、
ノイバラもよろこんで参加させていただきました。

昇仙峡といえば、信綱先生が
明治36年4月末に訪れていらっしゃいます。

甲府歌会のK谷さんが
お弟子さんによって書かれた
「峡中記」をたどる旅にしてくださったので、
『思草』の歌の取材も兼ね、
とても楽しい旅となりました。

写真が多く①~④に分けて掲載しますので、
よろしくお願いいたします。


中央本線、高尾駅。
各駅停車でほぼ1時間半です。


車中、「峡中記」を読み直します。


山梨市に着きました。


駅前のロータリーを歩いてみますにゃ。

 
地図があります。


晶子と鉄幹の碑です。

   
駅前に「国民文化祭」の案内があって、
シャトルバスが出ていることを知り、
呼んでいただいたのに乗っていきました。


山梨市民会館。


入り口にきれいなお花が飾ってあります。



 
ホールに入ったら、ちょうど選者のおひとりの
島田修三さんが講評をなさっていました。

前日、茶話会で島田さんの『帰去来の声』を
読んだばかりでしたので、
びっくりしましたにゃ。

しばらく講評をきいていたのですが、
なかなか終わりそうになかったので、
万力公園を散歩することにしました。

市民会館は公園の一角にあるのです。

 
会館のすぐ傍らを笛吹川が流れています。

   


天気予報では大雨というので、
お散歩はあきらめてたのですが。


なんとか降らずにいる間に公園を歩いてしまおう。

  
こんなふうに万葉集の歌の碑があります。
コナラの木の下にコナラの歌。

 

 
アシビの歌。

 
ミツガシワ。

    
松の大木、紅葉する木が森になっています。

   


公園内に小さな動物園があります。

 
なんと、お風呂に入るカピバラですにゃ。


鹿さんもいます。

    
 


鳥舎もあるのですにゃ。

 

      

 
お茶室?


市民会館まで帰ってきました。

 
裏手の湖。

  
図書館も併設されているのですね。



さて、国民文化祭もおわり、
総勢17名、お夕食にでかけます。

  
ルミエールワイナリー併設のレストラン「ゼルコバ」。


お土産売り場で、いろいろ試飲しました。
これは濾してない濁りのワイン「雛」。
ほんのりピンクできれいです。


お雛様のディスプレイ。


いよいよお食事。


ほんとの暖炉があります。


地元のトウモロコシです。

 
ナタ豆が飾ってあります。
水墨画もあります。


にゃ~、始まり始まり(*^ω^*)

 
スパークリングワインで乾杯です❤


新鮮な地元の野菜を使っているそうですにゃ。 

   
夢のようなおいしさです❤


デザート❤


お店を出たところです。
真っ暗で何も見えませんが、
正面の葡萄棚の上には半月が出ています。


談露館のお部屋です。


簡素で落ち着く感じです。
温泉もいいお湯でよく眠りました。


「峡中記」の旅 ②談露館と舞鶴城

2013-11-20 15:49:54 | 短歌

翌朝、部屋からの眺めです。
ホテル談露館は駅の南、市の中心にあります。

  
朝焼けがきれいです。

 
和食の朝ごはん。


エントランスホールに行ってみました。

  
古い写真が飾ってあります。




  
ホテルの方が結婚式場案内してくださいました。

 
階段のところにあるステンドグラス。

  
談露館という名のイメージとは違いますね。


あ、シャガール


何という意味なんでしょう?

 
お部屋に帰ります。 

 
もうすっかり夜が明けています。
荷物をまとめて、1時間半くらい時間がありましたので、
甲府の街を探検してみることにしました。


ロビーにこんなゴキゲンな写真集がありました。


明治時代の写真もあります。
舞鶴城(甲府城)内にあった山梨中学校。
信綱が談露館宿泊の夜、校長先生が訪ねてこられ、
翌日中学校にお話にでかけられています。


この中学校、甲府第一高等学校は
今回の旅を企画してくださったK谷さんの
ご主人の母校なのだそうです。
ホテルから徒歩数分の舞鶴城内にあったそうです。
現在は県庁のある場所だそうです。


中央線開通当時の甲府停車場。
八王子まではすでに開通していましたが、
明治36年6月、実に信綱が訪れた2か月後に
甲府まで来ているのです。


鉄道馬車。
鉄道がまだなかったので、
馬車、俥(人力車)、馬、徒歩での旅でした。


金桜神社と談露館の絵。
どちらも昭和の時代に古い建物は焼失しています。

談露館は明治20年の創業。
信綱はここで2泊し歌会、講演をし、
昇仙峡、金桜神社など御嶽山へ、
また清春など北巨摩へも
ここから出発しています。

 
談露館、通りをへだてないと全景が撮れません。


談露館の向かいの市役所。

 
こちらの方へ行ってみましょう。


山梨県庁旧館。

  
現在でもつかわれています。


昭和5年に建てられました。


建設当時の様子。


見学OKなのかしら?
守衛さんもいないので、そのまま入ります。

   
古くてステキな建物です。

    
2階に上がってみます。


3階見取り図。


階段の天井です。
なんか、国会議事堂のよう・・。


ドアも風格があります。


入り口に帰ってきました。


寄付された燈籠のようです。


車寄せもあります。


道をへだてて舞鶴城公園に入ります。

 
鍛冶曲輪門をくぐります。

ここから20分で天守台まで上って
ホテルに帰るのです。
また走りました(・ω・;A ぜーはー

     


遊亀橋。

        
(・ω・;A 階段~

      
いよいよ天守台。

   
四方を見まわします。

 


下ります・・走ります・・


なんとかセーフ。
お部屋に帰れました。

これからバスで昇仙峡に向かいます。

「峡中記」の旅 ③昇仙峡

2013-11-20 15:49:11 | 短歌

昇仙峡へ出発~❤

   
和田峠を越えるのです。

       

 
昇仙峡遊歩道入口に着きました~。


私たちのバスです❤

        
コスモスが可憐ですにゃ❤

      
老犬が店番をしています。

 


店先の水晶アップ。

           
ここから覚円峰が見えます。

   
きれいですにゃ~❤

    

いろいろな角度から覚円峰を撮ります。

    

        


この手打ち蕎麦、御岳(みたけ)そばというらしいです。
昇仙峡は御岳山の一部なのですね。

   
紅葉がきれいです。

         

 
信綱先生も立ち寄られた長田円右衛門(えんえもん)の碑です。
上流にある猪狩村出身、ここ昇仙峡に艱難辛苦の末、
新道を作り甲府とのルートを拓かれたそうです。
まだ明治まで25年ある江戸末期のことです。

  
傍らにはあずまやがあります。

  
ここからの紅葉もきれいです。

      
また覚円峰が見えました。

  
歩きながら回り込み、角度が少しずつ変わります。

 

 
絶壁から巨石が剥がれおちています。
上の白いところからぱっくりと剥がれたようです。

   
ここにある一つ一つの岩が
そうして落ちてきたものかもしれません。 

       

 
石門です。

  

 
石門を通り抜けたところ。

     
向こうに昇仙橋が見えます

   
 
渡りながら撮りました。


かなり道が狭いです。


岩の割れ目に1円玉が挟んであります。
きらきらしてきれいです。


これはノイハラが挟みました。
ノイバラがもたもたしていたら、
T中さんがくださったのです。

 
後ろを振り返ってみました。

このあとすぐ仙娥滝が見えるのですが、④に続きます。


「峡中記」の旅 ④昇仙峡

2013-11-20 15:48:38 | 短歌
   
仙娥滝です。虹がかかっています。
これは午前中、風の具合がいい時にしかかからないのだそうです。

   
傍らの階段を上っていきます。

 
階段の終点、遊歩道の終わりには
金桜(かなざくら)神社の鳥居があります。

  
ここからロープウェイ乗り場まで、
いろいろなお店などが道沿いに並んでいます。


これは仙娥滝を上から見たところ。
ワインのお店の中からしか見られません。
思ったより浅くて、水量も少ない、
静かな池のようです。


ほうとう会館のほうとうの昼食。


バスでおみやげを買っているみんなを待っています。
これから金桜神社に向かいます。


途中通った夫婦木(めおとぎ)神社。

 
金桜神社の駐車場。

 
鳥居をくぐります。


ほんとは向こうから石段を上るようです。


これが「金桜」。薄緑がかった八重桜「鬱金」です。

 
上り龍と下り龍の彫刻が有名らしい。

 
拝殿。昭和30年に火災で焼失後、
再建されたようです。




うん?

  
かわいい柴犬がいます。
おいでおいですると撫でさせてくれました。
気立てのいい子のようです。


背の毛がもこもこして、若い感じがしましたが、
血統書付きの立派なワンコのようです。

 
立派な碑があります。明治6年ウィーン万博に
出品された大水晶玉が、帰途伊豆沖で沈んだものの
無事帰ってたことに感激された
天皇陛下がいつばくかを下さったことを記念して・・
と書いてあります。

お守りの水晶玉を買いました。


帰りの車窓より。ここいらへんが昔の宮本村。

 
長潭橋。昔はここが昇仙峡入り口だったそうです。

 


橋のたもとで「とりもつ煮」を買いました。

 
橋を渡ってみました。

 
橋上より。


甲府駅前で電車を待つ間、お茶しました。
お天気に恵まれ、お仲間にも恵まれ、
古に心をはせることができたいい旅でした。