ノイバラ山荘

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万葉講座と藏田道子さん『Rendezvous』出版記念会

2010-03-05 22:21:10 | 短歌
万葉集巻十八4116―4121

家持の歌が続く。

部下の久米朝臣廣繩が会計報告の役目を終えて、
7ヵ月ぶりに京より帰ってきたのを歓迎する宴の歌、
長歌1首、反歌2首。

ホトトギスの歌1首、
上京の時のための予作(あらかじめ作る)2首。

偲ふ=賞美する、結(かた)ぬ=束ねる、
という古語を知りました。

4119 いにしへよ偲ひ(しの)にけれどほととぎす鳴く聲聞きて戀しきものを

        *

午後はメトロポリタンホテル25階レストラン「ポラリス」にて
万葉集の講座でご一緒の先輩、
藏田道子さんの第一歌集『Rendezvous』の
出版記念会が行われました。

出席者は約40名、テノール歌手のご子息雅之さんの
「落葉松(からまつ)」が披露されたり、自ら英訳をつけられた御歌を
ご所属の英詩朗読会のメンバーの方が朗読されたり、
なごやかで明るくよい会でした。

歌集『Rendezvous』より

・落葉松の歌は沁み入りわが裡の追憶の樹に秋雨降らす

I fill my heart quietly
With the song of “Karamatsu”-
The tree of my remembrance
Stands wet
In the rain.


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