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ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

日陰を求めて

2013-08-23 14:26:00 | 日記

今さらだが、年をとったものだと嘆いている。

この夏の暑さは昨年以上で、熱波という言葉が相応しい猛烈な夏だ。学生の頃なら、いくら暑くても夏休みというバカンスが、たっぷりとあったので悩むことはなかった。むしろ、どう暑さを楽しむかを悩んでいた。

しかし、社会人はそうはいかない。私に限って云えば、8月の休みは土日と水曜日だけで、後はまったくの休みなしである。もっともスタッフには一週間の夏休みを認めている。

なんで水曜日だけ休むのかといえば、実は8月はあまり仕事がなく、週五日フルに働くと暇が出来てしまうからだ。故・佐藤先生は、8月の暇な日は半日で事務所を閉めて済ませていたが、私はあのダレた雰囲気が嫌いで、むしろ仕事にメリハリを持って欲しくて敢えて8月限定で水曜日を休みにしている。

いくら仕事が少ないといっても、さすがに週五日勤務から四日になると厳しい。でも、スタッフたちは出勤時間を自主的に早くしたりして、上手に仕事を遣り繰りしているようだ。このほうが仕事に緊張感があるので、当面はこの体制でいこうと思う。ただ9月にツケが回るので、ちょっときつくなるのが難点。まァ、スタッフが喜んでいるので、当面はこのままでいくつもりだ。

それにしても、今年の夏の暑さの中、仕事に出るのはいささか憂鬱だ。家を出て外を歩き出した途端に、あの熱波と称すべき暑い太陽の日差しに襲撃されるのである。これはキツイぞ。

気が付くと、外歩きの時は無意識に日陰を探しながら歩いている自分に気が付いた。ちょっとショックだった。

若い頃は陽に焼けるのが好きで、むしろ好んで日差しの真ん中を歩いていたはずだ。それなのに、暑いのを厭うて日陰を探しながら歩いているだなんて、驚きを通り越して呆れてしまった。いや、むしろ自己嫌悪に罹られた。

この愚痴を友人に話したら、いや俺もだと同意された。やっぱり、みんなこの暑さは疲れたオジサンたちには辛いらしい。なんだ、みんな同じじゃんと妙に安心したが、同意したのは同い年の奴らだけ。後輩からは、「ボク、若いっすから気にしないです」とあっさり返された。

ふん、おめえだって数年後にはそうなるんだよ。そう毒づいたが、ちょっと悔しい。たしかに40代までは頭上に輝く太陽を避ける気持ちなんて、ほとんどなかった。

それを厭うようになったのは、最近のことで汗をかくから嫌、暑いから嫌、疲れるから嫌という情けない理由であるのは自覚している。なんか情けないぞ。。

もっとも最近読んだ雑誌の記事では、空調の効いた涼しいオフィスに長くいると汗をかく機能が低下して、結果として体臭がきつくなることがあるらしい。たしかに汗には、体臭の素となる老廃物を体外に排出する機能がある。なまじ涼しい部屋で長く過ごすと、その老廃物が排出されず体表に残り、強烈な体臭となって臭いらしい。

毎日、汗を大量に流す私には関係ない話だが、そういえば某役所に行った際、対応に出た役人さん、えらく臭かった。あれだけ空調が良く効いたオフィスにいれば、たしかに汗はかかないだろう。おまけにその役所、駅から離れているので車での出勤が普通みたいだし。そりゃ、汗はかかずに済むだろう。

夏に暑いのは、むしろ当然のこと。汗をかくのは仕方ないが、加齢臭だって無視できないお年頃なのも事実。臭いと云われないようにしたいものだ。お洒落音痴で、香水嫌いの私だけど、他人の悪臭も大嫌い。自分が嫌いなことを他人に押し付けるのも嫌だ。

そうなると、私も汗臭さを減らすための対策、たとえば香水とかも少し考えたほうがいいかなァ?

コメント (9)
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