いくら選挙が近いからといって、これはやり過ぎだろう。
5月も終わりに近づく頃、突如マスコミが報じ出したのが、例の安倍・元首相主宰の「さくらの会」において、大手酒造メーカーのサントリーが無償でお酒を提供していたことだ。
マスコミ曰く、公職選挙法違反の疑いがありだそうである。
このあたりの司法判断は、検察に任せるにせよ、なんだって3年以上前の疑惑を、今になって取り上げたのか。公職選挙法違反というならば、それは検事局の仕事なのだが、さくらの会の違法性云々についてならば、既に2年前、コロナ禍が始まった頃までに、既に検察の手が入って調べられていたはず。
政治家、それも首相絡みの案件だけに、検察が手心加えた可能性を私は否定しない。でも、なぜに今頃このネタを出してきたのだ。というか、何故にさくらの会の疑惑報道時に気が付かなかったのか。
選挙目当ての疑惑報道であることが、バレバレですね。相変わらずというか、マスコミの正義病がぶりかえしたのでしょう。報じるのならば、安倍首相在任時にすべきであって、今頃騒いでも不自然さが残るだけ。
これを報じたマスコミは、如何に民意に疎いかが良く分かる。今、国民が関心を真剣に持つのは、コロナ禍からの復活であり、景気浮揚であり、食料品等の値上げであろう。
これが分からないのがマスコミ様だ。いや、分かろうとする気もないのだろう。高所高段に立って愚かな市井の人々を教導してやろうとの下心が見え見えである。